( 香水工場の )
香る生活
マイナーブランドも生き残れる時代
ブランドの意味が変化しているような・・ (2020/05/15)
( 当社ロゴのパロディ )
今どきの会社さんは、どんな業種でもブランドを意識したビジネスが多いと思う。
当社もブランドは重要だと認識している。
にもかかわらず、当社ではブランド名の商標登録を長年放置していた。
当社にとってのブランド名は社名の「武蔵野ワークス」。
ブランド名を商標登録することで、法的根拠があるブランド名となるが、当社は実績重視だから、商標登録などは「不要じゃないかな?」と思っていた部分がある。
商標権の裁判では、登録有無でなく、実績がある企業 (先使用権の存在) の方が、商標登録オンリーで営業実体がない企業 (商標不使用) より強いらしい、とはいえ、そういう紛争自体もリスク。
それに、日本の企業名や製品名、どうかすると日本の地名までもが、中国で続々と商標登録されているというニュースが流れると、やっぱり危ない気がしてくる。
そこが心配なら、中国での商標登録が必要だが、そこまでは考えていない。
とりあえず国内で商標登録を行った。
( 当社ロゴ )
ようやくブランド名を商標登録した当社だが、世の中自体が、ブランド名って意味あるの?という時代にも入ってきている気がする。
1980年代、ルイヴィトン・ブランドの 90% の商品が、日本で消費されていたという。
現在、その地位は、もちろん中国や東南アジアに取って代わられた。
80年代-90年代、欧米のハイブランドを購入していた日本人は、品質に惚れた部分もあるだろうが、ブランドに対するイメージや憧れが私たちを突き動かしていた部分は大きい。
その証拠は、ルイヴィトンもシャネルも、デカデカのロゴ入り商品はよく売れたが、ロゴなしやロゴが目立たない商品は、売れなかったこと。
今はどうだろうか?
ブランド名を大きく見せびらかすような商品は、むしろ、恥ずかしいという風潮が若い世代に芽生えている気がする。
街を歩いても、ブランド名が大きく印字されたファッションやモノが昔より少ない印象だ。
消費者の目は肥えてきた、ノーブランドであろうとなかろうと、商品の目利きができる高感度の消費者が増えている。
ブランド名に頼る必要がないという背景があるのではないだろうか。
たとえば、ロゴがデカデカと天面についたノートPCは、今後少なくなると思う。スターバックスで仕事をしている人々 (= 目立ちすぎるリンゴマークPCの人) の光景も変化するだろう。
自分が「このブランドを使っている」と認知できるだけの表示で十分と感じる人が増えている。
ブランド名の独り歩きだけで商品が売れる時代は終わった。
企業側からは、商売上ブランド名は覚えてもらいたいが、露骨に目立ちすぎるのも恥ずかしい微妙な時代だ。
だから、ボクたちのような無名ブランドやマイナーブランドが、生き残れるチャンスが拡がっている時代。
全国民の最大公約数的な商品作りは、ナショナルブランドにおまかせ。
マイナーブランドは、「好きな人にだけ、好きになってもらえればよい」というポリシーで、自分たちがよいと思うものを出していくことが使命、そういう気持ちで製品を作っている。
(2020-05-13)
( 当社ロゴのパロディ )
商標を登録した
今どきの会社さんは、どんな業種でもブランドを意識したビジネスが多いと思う。
当社もブランドは重要だと認識している。
にもかかわらず、当社ではブランド名の商標登録を長年放置していた。
当社にとってのブランド名は社名の「武蔵野ワークス」。
ブランド名を商標登録することで、法的根拠があるブランド名となるが、当社は実績重視だから、商標登録などは「不要じゃないかな?」と思っていた部分がある。
商標権の裁判では、登録有無でなく、実績がある企業 (先使用権の存在) の方が、商標登録オンリーで営業実体がない企業 (商標不使用) より強いらしい、とはいえ、そういう紛争自体もリスク。
それに、日本の企業名や製品名、どうかすると日本の地名までもが、中国で続々と商標登録されているというニュースが流れると、やっぱり危ない気がしてくる。
そこが心配なら、中国での商標登録が必要だが、そこまでは考えていない。
とりあえず国内で商標登録を行った。
( 当社ロゴ )
ブランド名の意味が変化している
ようやくブランド名を商標登録した当社だが、世の中自体が、ブランド名って意味あるの?という時代にも入ってきている気がする。
1980年代、ルイヴィトン・ブランドの 90% の商品が、日本で消費されていたという。
現在、その地位は、もちろん中国や東南アジアに取って代わられた。
80年代-90年代、欧米のハイブランドを購入していた日本人は、品質に惚れた部分もあるだろうが、ブランドに対するイメージや憧れが私たちを突き動かしていた部分は大きい。
その証拠は、ルイヴィトンもシャネルも、デカデカのロゴ入り商品はよく売れたが、ロゴなしやロゴが目立たない商品は、売れなかったこと。
今はどうだろうか?
目立ちすぎるブランド名がやや恥ずかしい
ブランド名を大きく見せびらかすような商品は、むしろ、恥ずかしいという風潮が若い世代に芽生えている気がする。
街を歩いても、ブランド名が大きく印字されたファッションやモノが昔より少ない印象だ。
消費者の目は肥えてきた、ノーブランドであろうとなかろうと、商品の目利きができる高感度の消費者が増えている。
ブランド名に頼る必要がないという背景があるのではないだろうか。
たとえば、ロゴがデカデカと天面についたノートPCは、今後少なくなると思う。スターバックスで仕事をしている人々 (= 目立ちすぎるリンゴマークPCの人) の光景も変化するだろう。
ブランドへの満足感と信頼
自分が「このブランドを使っている」と認知できるだけの表示で十分と感じる人が増えている。
ブランド名の独り歩きだけで商品が売れる時代は終わった。
企業側からは、商売上ブランド名は覚えてもらいたいが、露骨に目立ちすぎるのも恥ずかしい微妙な時代だ。
だから、ボクたちのような無名ブランドやマイナーブランドが、生き残れるチャンスが拡がっている時代。
全国民の最大公約数的な商品作りは、ナショナルブランドにおまかせ。
マイナーブランドは、「好きな人にだけ、好きになってもらえればよい」というポリシーで、自分たちがよいと思うものを出していくことが使命、そういう気持ちで製品を作っている。
(2020-05-13)
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