( 香水工場の )
香る生活
香りの花:沈丁花 (3)
沈丁花と月桂樹とギリシア神話の関係・・ (2022/02/24)
( 香り麗しい )
沈丁花は海外にもあるよで、英名もありました・・「Winter daphne」(ウインター・ダフニー)
(日本語ではフランス語に近い音「ダフネ」で表記する人が多いですが、英語では「ダフニー」の発音が普通)
昨日のブログで、”ギリシア神話とヒヤシンス” の話を書きましたが、今日は”ギリシア神話と沈丁花” の話です。
沈丁花の英名ダフネは、ギリシア神話がその由来。
私はギリシア神話を本格的に読んだことがなく(ギリシアの子供たちは学校の必須科目らしい)、このへんはネットからの受け売り。
ヒヤシンスは、アポローンに求愛されたヒュアキントスが、亡くなった後に姿を変えたという話でしたね。
沈丁花もアポローンが関わってきます。こちらはアポローンの求愛から逃げたという話。
本当にドロドロの恋愛世界なんだな、ギリシア神話は。
アポローンに求愛されたダプネが、逃げるとき自分の力、または困っているダプネを見かねたゼウスが、ダプネを樹木に変えてしまった。
失望したアポローンは、その樹木を自分の守護樹として大切にした・・あれれ、これは沈丁花の話ではなく「月桂樹」(英名:Laurel ローラル)の話ではないか。
( 香り麗しい )ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの『アポロンとダフネ』(1743年-1744年)。ルーブル美術館所蔵
そうなんです、ダフネ姫は、本当は月桂樹に変身したんです。
沈丁花ではなかったんですね・・というかギリシア時代には沈丁花という植物の存在自体知られていなかったと思いますね。
植物的には、沈丁花と月桂樹はあまり関係ありません。
月桂樹はクスノキ科ですし、沈丁花はジンチョウゲ科。科目違いで、かなり遠い。
ヨーロッパ史の近世以降と思いますが、はじめて沈丁花がヨーロッパにもたらされたとき、葉っぱが月桂樹っぽいので「ダフネ」と呼ばれたのではないかと空想します。
(まあ、このへんはよくわかりません)
しかし、月桂樹も縁起が良い木、しかも、もとは美しいダプネ姫。
可愛く奥ゆかしい沈丁花には、まったく遜色ないネーミングですね、本当にすばらしい花です。
(2022-02-24)
( 香り麗しい )
沈丁花の英語名は「ダフネ」
沈丁花は海外にもあるよで、英名もありました・・「Winter daphne」(ウインター・ダフニー)
(日本語ではフランス語に近い音「ダフネ」で表記する人が多いですが、英語では「ダフニー」の発音が普通)
昨日のブログで、”ギリシア神話とヒヤシンス” の話を書きましたが、今日は”ギリシア神話と沈丁花” の話です。
沈丁花の英名ダフネは、ギリシア神話がその由来。
私はギリシア神話を本格的に読んだことがなく(ギリシアの子供たちは学校の必須科目らしい)、このへんはネットからの受け売り。
ヒヤシンスは、アポローンに求愛されたヒュアキントスが、亡くなった後に姿を変えたという話でしたね。
沈丁花もアポローンが関わってきます。こちらはアポローンの求愛から逃げたという話。
本当にドロドロの恋愛世界なんだな、ギリシア神話は。
危機一髪、アポローンに迫られたダプネ
アポローンに求愛されたダプネが、逃げるとき自分の力、または困っているダプネを見かねたゼウスが、ダプネを樹木に変えてしまった。
失望したアポローンは、その樹木を自分の守護樹として大切にした・・あれれ、これは沈丁花の話ではなく「月桂樹」(英名:Laurel ローラル)の話ではないか。
( 香り麗しい )ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの『アポロンとダフネ』(1743年-1744年)。ルーブル美術館所蔵
そうなんです、ダフネ姫は、本当は月桂樹に変身したんです。
沈丁花ではなかったんですね・・というかギリシア時代には沈丁花という植物の存在自体知られていなかったと思いますね。
植物的には、沈丁花と月桂樹はあまり関係ありません。
月桂樹はクスノキ科ですし、沈丁花はジンチョウゲ科。科目違いで、かなり遠い。
ヨーロッパ史の近世以降と思いますが、はじめて沈丁花がヨーロッパにもたらされたとき、葉っぱが月桂樹っぽいので「ダフネ」と呼ばれたのではないかと空想します。
(まあ、このへんはよくわかりません)
しかし、月桂樹も縁起が良い木、しかも、もとは美しいダプネ姫。
可愛く奥ゆかしい沈丁花には、まったく遜色ないネーミングですね、本当にすばらしい花です。
(2022-02-24)
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