( 香水工場の )
香る生活
『香る生活』とブログ名の変更
・・ (2022/04/28)
( 『香る生活』の表紙 )
『香る生活』は、2003年くらいから2010年代に年1回~2回、当社が発行していた香りに関する読み物、冊子。
香水だけを販売しても味気ないので、商品とともに "何か香りの読み物が欲しい" と企画されたオリジナル雑誌でした。
Webで掲載すればいいのでは?という意見もありました。
いやいや、配達されてきた箱を開けて商品とともに入っている冊子が、いいんです、手作り感があるし。
少し長い文章となると、紙の読み物って、スマホなどのスクリーンで見るよりやっぱり読みやすいですね。
(目への負担が少ない気がする)
『香る生活』は、ネタ集め・取材(インタビュー)から、記事作成・レイアウトを自分たちでやっていました。
外部に出すのは印刷・製本の部分だけなので、クオリティやレベルは全然違いますが、出版会社さんと同じだった。
大変でしたが、手作り感と苦労感があって比較的好評だった(と信じている)。
取り上げたテーマは、香水容器の工場の話や、原料となるローズやハーブの原産地、ときに海外まで出かけていき、ネタを取ってくるといった内容が多かった。
これらのテーマは、一般のお客様より、化粧品業界や香水業界、同業者や競合ライバルに受けるディープなネタでした。
競合さんから、記事の内容についてもっと教えて欲しいといった電話や訪問があったことも。
私自身、いろいろなところに取材に出かけた。
それぞれが記憶に残っているが、その中で、今日はある大学教授の取材話を一つ。
私の取材方法は、雑誌社の平均的なライターさん同様、書面かメールで取材依頼書を送る。
「○○について聞かせて欲しい、こういう目的で、○○に掲載予定で、その発行部数は○○部です」といった企画書。
取材先は悪くない話と思えば会ってくれるし、会っても意味がないと判断すれば、返事がないか辞退される。
『香る生活』の発行部数は1万~2万冊で読者は全国の香り好きの人々。
8割くらいは会ってくれた。
ある大学の有名な先生、テレビにでるような方に会いに行った時の話。
指定された日時に行くと、3人の先客があり、ちょうど帰られるときだった。
彼らが帰った後、先生は「今のは、○○研究所の所長だよ」言われた。
何かの研究依頼に来られていた模様。
(誰もが知っている大企業の研究所の人々が足繁く通ってくる先生である、さすが有名な先生だな~と思った)
さっそく取材を始めた。
「何でも聞いて」とスタートは好意的だったが、「あれ、カメラマンは?」と問われた。
カメラマンは私がやりますと返答すると「カメラは?」と聞かれた。
シャツの胸ポケットから、名刺サイズ大の薄型デジカメを取り出して見せた。
(当時最新型のクールな軽量デジカメ)
そのとき、先生の表情にみるみる落胆の色が浮かんだことが、その日の取材で一番忘れられない思い出だった。
後日、知ったことだが、取材の時は大きなカメラの方が、取材される側はテンションが上がり、よく話してくれる、とある芸能人さんが語っていた。
(なるほど、そういうこと?)
今はカメラの性能が上がった。
昔なら肩に担いでいたような業務用ビデオカメラも、今なら片手で操作できるデジカメにも能力は落ちる。
しかし、取材される方からすれば、なるべく "見た目でかいカメラ" で行く方が取材はしやすいことを学んだ。
可能ならカメラマン、照明さん・音声さんなどのクルーも引き連れて。
先生には悪いことをしたなと今でも思い出す。
・・というメールをお客様からいただいた。
紙の印刷物で発行することは当面ないと思います。
楽しみにされている方がいる一方で、冊子は関心ない人にとっては、そのままゴミ箱直行になりがち。
企業活動を長期に継続する上で、紙やプラスティックはなるべくムダに消費しないことを考えるようになった。
今はこのブログやSNSでの活動が、以前の出版活動と見なしています。
ブログは気軽に書けるだけに、出版物のときのような濃度はない。
しかし、五月雨式に楽しい話題を出していける点がいい、多彩な話題を提供できるし、記事がおもしろくなくても紙ゴミ・プラゴミがでることはない。
これからも、当社のブログ・SNSをごひいき願います。
紙の印刷物の復活ではなく、このブログタイトルとして復活させることにした。
『香水Biz』・・これがこれまでのブログの名称。
「Biz」はビジネスの意味で、ブログ名はひらたく言えば「香水ビジネス」。
(何というか、はたと気づけば、微妙なタイトル)
今日からこのブログは、『香る生活』という名前に変え、今まで以上、幅広い香りの記事をアップしたい。
(2022-04-28)
( 『香る生活』の表紙 )
『香る生活』とは?
『香る生活』は、2003年くらいから2010年代に年1回~2回、当社が発行していた香りに関する読み物、冊子。
香水だけを販売しても味気ないので、商品とともに "何か香りの読み物が欲しい" と企画されたオリジナル雑誌でした。
紙を手で持って読みたい
Webで掲載すればいいのでは?という意見もありました。
いやいや、配達されてきた箱を開けて商品とともに入っている冊子が、いいんです、手作り感があるし。
少し長い文章となると、紙の読み物って、スマホなどのスクリーンで見るよりやっぱり読みやすいですね。
(目への負担が少ない気がする)
すべて手作り
『香る生活』は、ネタ集め・取材(インタビュー)から、記事作成・レイアウトを自分たちでやっていました。
外部に出すのは印刷・製本の部分だけなので、クオリティやレベルは全然違いますが、出版会社さんと同じだった。
大変でしたが、手作り感と苦労感があって比較的好評だった(と信じている)。
同業者に人気だった記事ネタ
取り上げたテーマは、香水容器の工場の話や、原料となるローズやハーブの原産地、ときに海外まで出かけていき、ネタを取ってくるといった内容が多かった。
これらのテーマは、一般のお客様より、化粧品業界や香水業界、同業者や競合ライバルに受けるディープなネタでした。
競合さんから、記事の内容についてもっと教えて欲しいといった電話や訪問があったことも。
取材の思い出
私自身、いろいろなところに取材に出かけた。
それぞれが記憶に残っているが、その中で、今日はある大学教授の取材話を一つ。
私の取材方法は、雑誌社の平均的なライターさん同様、書面かメールで取材依頼書を送る。
取材方法
「○○について聞かせて欲しい、こういう目的で、○○に掲載予定で、その発行部数は○○部です」といった企画書。
取材先は悪くない話と思えば会ってくれるし、会っても意味がないと判断すれば、返事がないか辞退される。
『香る生活』の発行部数は1万~2万冊で読者は全国の香り好きの人々。
8割くらいは会ってくれた。
有名な先生
ある大学の有名な先生、テレビにでるような方に会いに行った時の話。
指定された日時に行くと、3人の先客があり、ちょうど帰られるときだった。
彼らが帰った後、先生は「今のは、○○研究所の所長だよ」言われた。
何かの研究依頼に来られていた模様。
(誰もが知っている大企業の研究所の人々が足繁く通ってくる先生である、さすが有名な先生だな~と思った)
さっそく取材を始めた。
「何でも聞いて」とスタートは好意的だったが、「あれ、カメラマンは?」と問われた。
カメラマンは私がやりますと返答すると「カメラは?」と聞かれた。
シャツの胸ポケットから、名刺サイズ大の薄型デジカメを取り出して見せた。
(当時最新型のクールな軽量デジカメ)
そのとき、先生の表情にみるみる落胆の色が浮かんだことが、その日の取材で一番忘れられない思い出だった。
取材の心得:でっかいカメラを持って行け!
後日、知ったことだが、取材の時は大きなカメラの方が、取材される側はテンションが上がり、よく話してくれる、とある芸能人さんが語っていた。
(なるほど、そういうこと?)
今はカメラの性能が上がった。
昔なら肩に担いでいたような業務用ビデオカメラも、今なら片手で操作できるデジカメにも能力は落ちる。
しかし、取材される方からすれば、なるべく "見た目でかいカメラ" で行く方が取材はしやすいことを学んだ。
可能ならカメラマン、照明さん・音声さんなどのクルーも引き連れて。
先生には悪いことをしたなと今でも思い出す。
「香る生活は、もう発行しないんですか?」
・・というメールをお客様からいただいた。
紙の印刷物で発行することは当面ないと思います。
楽しみにされている方がいる一方で、冊子は関心ない人にとっては、そのままゴミ箱直行になりがち。
企業活動を長期に継続する上で、紙やプラスティックはなるべくムダに消費しないことを考えるようになった。
今はこのブログやSNSでの活動が、以前の出版活動と見なしています。
ブログは気軽に書けるだけに、出版物のときのような濃度はない。
しかし、五月雨式に楽しい話題を出していける点がいい、多彩な話題を提供できるし、記事がおもしろくなくても紙ゴミ・プラゴミがでることはない。
これからも、当社のブログ・SNSをごひいき願います。
『香る生活』ネーミング復活
紙の印刷物の復活ではなく、このブログタイトルとして復活させることにした。
『香水Biz』・・これがこれまでのブログの名称。
「Biz」はビジネスの意味で、ブログ名はひらたく言えば「香水ビジネス」。
(何というか、はたと気づけば、微妙なタイトル)
今日からこのブログは、『香る生活』という名前に変え、今まで以上、幅広い香りの記事をアップしたい。
(2022-04-28)
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