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( 香水工場の )

香る生活


「臭い」とは言えない
香りの素敵な話がこのブログの目的ですが、今日は異色の話・・ (2022/05/04)

臭い( ニオイトラブルは、自覚症状が薄く、悪気がないケースが多い )


再度バレリアン愛


前の記事で臭いバレリアンを語った。

記事を書くついでに久しぶりに「バレリアン」をGoogle検索してみたら、検索候補には「バレリアン 臭い」が提示されて驚いた。

10年前にはそんな複合ワードで検索する人は皆無だったが・・

私が「臭い」と言い続けた影響もあるかな?・・


「臭い」と言えない人間関係


さて、今日のテーマは「臭い」と言えない微妙な人間関係について語ろう。

体臭の問題は、他人から指摘されると、ひどく心がへこむものである。

だから多くの人は言い出せない。

ここで取り上げるニオイの問題は、人の生来的な体臭ではない。

清潔にする、ニオイが強すぎる柔軟剤や香水を付けすぎないなど、個人の行動によってかなり回避できるニオイトラブルの話である。


スタッフに臭いと言った体験


以前働いていたあるベンチャー企業での話。

メンバーの一人に20代の若い男性がいた。

彼はファッションにも気を遣うオシャレな独身男性だったが、一点だけ、体臭がきつかった。

もともとの体臭ではなく、汗や皮脂から発生した細菌性のニオイ、一般に「汗臭い」と呼ばれるタイプのニオイ。

だが、本人にはそのニオイは感じられず自覚は皆無だった。

並んで働く女性スタッフ数名から相談を受けた。

誰かが指摘するとしたら、会社の責任者である私から言ってもらった方がよいという判断はわかるが、微妙な問題だけに迷った。

迷ったあげく、それとなく本人に話してみたが、以来、彼との間には微妙な心理的なわだかまりが生まれた気がする。


柔軟剤のニオイが・・


通販を生業(なりわい)としている当社には、集荷のため配送会社のドライバーさんがやってくる。

よく来てくれるメンバーの中に一人、柔軟剤のニオイを強烈に漂わせている人がいる。

クラっとするパワーがある。

彼が帰った後も残り香がエントランスに停滞する。

小学校の給食当番で次の子にエプロンを渡す際、お母さんが気を遣って柔軟剤バリバリの洗濯で仕上げることが、逆に「悩ましい、苦しい!」という体験談と似た状況だろう。

ドライバーさんには、以前から「もう少し打ち解けたら、柔軟剤のニオイは、それとなく伝えよう」と心に決めてはや4年。

未だに言い出せない。


電車の中


初夏が感じられるこの頃、そろそろ電車の中で、苦悩する人々が散見される季節である。

2020年、東京オリンピックは、全世界から外国人が押し寄せる東京イベントのはずだった。

開催まで多くの人々には様々な期待と心配が入り乱れていた。

私はと言えば、心配は8000億の予算だった・・フタを開ければ3兆円か、最初から国税使い放題が既定路線だったのかなとがっかり感が残った。

あと、あまりにもささいな話だが、夏場なので東京の電車に乗って、鼻が曲がる外国人が多発すると嫌だなと感じていた。

日本は街中でゴミが落ちていないクリーンな国として知られているが、電車の中で臭いニオイ体験をした外国人のエピソードなどを読んだり聞いたりすると同じ日本人として苦しい。

(私も人並みに、来日した外国人には、日本によいイメージをもってもらいたいと感じる)

帰国した人々が自国のSNSで日本人の体臭について、おもしろおかしく盛り上がるのも見たくない。

以前、日本のSNSで「JRは臭い乗客対策を本気でやるべきだ」みたいな発言を見たことがある。

もし自分がJRの担当者ならどんな対策ができるか、と空想してみたが、シュミレーションは頓挫した。

広告であれ、SNSであれ、自覚がない人に届くメッセージはない


強烈な香水の人


近年は少なくなったが、昔はどこの職場にも一人くらい香水を付けすぎの人はいたものである。

原因は嗅覚疲労が多い。

嗅覚は、その特性としてたいていのニオイに対してすぐに慣れて反応しなくなる。

これを「嗅覚疲労」と言う。

嗅覚疲労を起こして「あれ、香りが足りない」と感じて、付け過ぎる、付け足しするなどの行為がそういう結果となる。

近年の香水は、世界的傾向としてライトな香りが多いので、付けすぎても影響は大きくない。

しかし、以前はパワフルなものが多かっただけに、ちょっと付けすぎただけで周囲の空間をねじ曲げる効果があった。

これは香水のニオイで、本人の体臭ではないので、少しは言いやすいが、それでもなかなかモジモジである。

私の場合、20年前の職場でパワフルな香りを放出する女性がいた。

周囲は裏で「あの人の香水凄いよね」とヒソヒソしていたが、実際は誰も本人には言い出せなかった

個人攻撃にならないよう社内規則などで対応するしかないだろう。


(余談)「安物香水プンプン」


ちなみに日本では、強すぎる香水をつけた人にたいして「安物の香水をプンプン」という表現が多用される。

しかし、私が今まで観察した範囲では、この表現はあまり正しくない。

「安物の香水」ではなく、たいてい大ブランドさんの高価な香水が多いものである。




お客様コメント:


2022/05/05 (Thu) 13:58:48

・題名
柔軟剤臭

・コメント
柔軟剤のあのニオイはなんとかならないものでしょうかね...

リサイクルショップでGジャンをし購入したのですが柔軟剤のニオイが染み込んでいて(お店では気付かず^^;) つけ置き洗いを何度かしましたが結局とれなくて諦めてゴミ箱へ(T . T)

香水プンプンはお洒落のためや、きつい体臭をごまかすためなので許せます。しかし、柔軟剤のあの臭さは私は我慢できません。

その人がいた痕跡を残すあの臭いのと、アイロンかけた後のようなニオイ。

この2つのニオイの柔軟剤臭が嫌です。男性で柔軟剤のニオイを漂わせている人、奥さんに言わないのかなぁと疑問に思ってしまいます。

何かで読みましたが、今の柔軟剤はニオイを「残す」ことに力を入れているので一度それで洗った物はニオイ消えないようです。

そのドライバーさんに話されたとしても、衣類を新品に総入れ替えしない限り難しい話だと思います。 柔軟剤臭い人は香水使わないのでしょうね...

・・・




2022/05/04 (Wed) 18:52:58

・題名
香り、匂い…

・コメント
今回の話題、バス通勤している私も思い当たります。私の場合、バニラの香りが食べ物以外からするのがダメ。好きだからとて、人から香るのはどうかと。香害って困ります。

・・・
ほうき草


(2022-05-04)
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