( 香水工場の )
香る生活
「白檀女子」が増加中(香水の話)
「白檀女子」「サンダル女子」はこのブログの造語 (2022/06/12)
( インド南端マラヨールの白檀・サンダルウッドの森。Marayoor Sandalwood )
「白檀(びゃくだん)」、英語では「サンダル」「サンダルウッド」(Sandalwood)。
見た目はとくに特徴がない樹木なんですよね。
しかし、ただの樹木ではない、香りがする香木である。
一説によるとインダス文明の頃から白檀のプランテーションは行われていたらしい。
中国や日本では仏像の木材として使用されることがあるが、あまりにも高価。
そのため大きな仏像を白檀で創ることは、もはや今はないかもしれない。
(仏像のことは詳しくなく、これは個人的な憶測)
白檀の仏像は「千年、高貴な香りが続く」と言われている。
またアラブ社会では白檀は富裕層の富を象徴する木材と見なされており、調度品の高級木材として愛されていると聞く。
産地としてはインド、とくに伝統的にマイソール地方が有名だったが、乱獲やインド政府の保護政策のため産出量は極度に落ちている。
日本では気候的に自然生育は不可能とされているが、数カ所の植物園で見ることができる。
(東京では小石川植物園の温室にて栽培されているが、私が行った時は見つけられなかった)
私はニュージーランドでサンダルの森を見学したことがある。
香水業界では、白檀精油は重要な香料である。
(死語かもしれないが「超重要」)
そのため白檀精油には日常的に接するが、生の樹木はこのときがはじめて。
私が撮影したサンダルの森の写真は、どこかに行ってしまったので、今日は Shutterstockさんで購入した写真を掲載している。
(ね、普通の林でしょ?)
見た目が普通の木なのに、そのお値段は高い、腰を抜かすほどだ。
たとえば、白檀精油は発注する度に値段が上がるので、もう相場金額がよくわからない。
それどころか、インド産の白檀精油は、いつまで入手可能なのかさえ怪しい予感。
(反面、オーストラリア産の白檀精油が近年世界市場にではじめている)
上記の説明で、白檀がどれだけ高級な木材か、感じていただけたと思う。
で、今日の本題。
この白檀の香りに日本の女性達の関心が高まっている気がするという話である。
(このブログは、光栄なことに同業や競合さんも読んでくれているので、アナウンスしたい、今、白檀が来ている!。ビジネスチャンスでは?・・)
当社にも白檀精油を配合した白檀香水がある。その名は「白檀2019」。
2019年にリリースしたから「2019」が不自然に付いている。
当社では、もう20年も前から「白檀」という白檀香水を販売してきた。
(この命名法なら「白檀2002」と呼ぶべきだが)
一部の原料が調達できなくなり、処方をちょっとだけ変更しリニューアルしたため、しぶしぶ「白檀2019」と変名した。
この香水の顧客層はおもに男性だった。
宗教的な重厚さ、お香のような静寂な雰囲気、ミドルのおじさまに似合う香りだけに、当然そういう顧客層で違和感はない。
女性のお客様も、もちろん多かったが、男性により人気だった。
そして、香水業界では「白檀の香りを好む人は、経済的な余裕がある人」という通説がまことしやかに語られる。
その真相は調べようがないが、当社のお客様で言えば、おおらかな人、経済的余裕・心理的成熟された雰囲気のお客様が多いことは事実である。
しかし、去年後半くらいから男性顧客はそのままに、女性の白檀買いが「増えているな~」という実感を抱くようになった。
そして、リピートされるお客様も多い。
近年の「寺系香水」の人気も影響があるのかもしれない。
こういう女性による白檀香水の愛用者とその増加現象を「白檀女子」「サンダル女子」とお呼びし、その需要を取り込みたい考えている。
その一つが、「ねりこ 白檀Stick」プレゼント。
ぜひご利用いただき、武蔵野ワークスの白檀香水を楽しんでいただきたい。
(2022-06-12)
( インド南端マラヨールの白檀・サンダルウッドの森。Marayoor Sandalwood )
白檀とは?
「白檀(びゃくだん)」、英語では「サンダル」「サンダルウッド」(Sandalwood)。
見た目はとくに特徴がない樹木なんですよね。
しかし、ただの樹木ではない、香りがする香木である。
香り高い仏像
一説によるとインダス文明の頃から白檀のプランテーションは行われていたらしい。
中国や日本では仏像の木材として使用されることがあるが、あまりにも高価。
そのため大きな仏像を白檀で創ることは、もはや今はないかもしれない。
(仏像のことは詳しくなく、これは個人的な憶測)
白檀の仏像は「千年、高貴な香りが続く」と言われている。
富を象徴する高級木材
またアラブ社会では白檀は富裕層の富を象徴する木材と見なされており、調度品の高級木材として愛されていると聞く。
産地
産地としてはインド、とくに伝統的にマイソール地方が有名だったが、乱獲やインド政府の保護政策のため産出量は極度に落ちている。
日本では気候的に自然生育は不可能とされているが、数カ所の植物園で見ることができる。
(東京では小石川植物園の温室にて栽培されているが、私が行った時は見つけられなかった)
私が見た白檀の森
私はニュージーランドでサンダルの森を見学したことがある。
香水業界では、白檀精油は重要な香料である。
(死語かもしれないが「超重要」)
そのため白檀精油には日常的に接するが、生の樹木はこのときがはじめて。
私が撮影したサンダルの森の写真は、どこかに行ってしまったので、今日は Shutterstockさんで購入した写真を掲載している。
(ね、普通の林でしょ?)
価格は高騰の一途
見た目が普通の木なのに、そのお値段は高い、腰を抜かすほどだ。
たとえば、白檀精油は発注する度に値段が上がるので、もう相場金額がよくわからない。
それどころか、インド産の白檀精油は、いつまで入手可能なのかさえ怪しい予感。
(反面、オーストラリア産の白檀精油が近年世界市場にではじめている)
白檀香水ブームかも?
上記の説明で、白檀がどれだけ高級な木材か、感じていただけたと思う。
で、今日の本題。
この白檀の香りに日本の女性達の関心が高まっている気がするという話である。
(このブログは、光栄なことに同業や競合さんも読んでくれているので、アナウンスしたい、今、白檀が来ている!。ビジネスチャンスでは?・・)
当社にも白檀精油を配合した白檀香水がある。その名は「白檀2019」。
2019年にリリースしたから「2019」が不自然に付いている。
当社では、もう20年も前から「白檀」という白檀香水を販売してきた。
(この命名法なら「白檀2002」と呼ぶべきだが)
一部の原料が調達できなくなり、処方をちょっとだけ変更しリニューアルしたため、しぶしぶ「白檀2019」と変名した。
この香水の顧客層はおもに男性だった。
ミドルの男性に愛されがちな香り
宗教的な重厚さ、お香のような静寂な雰囲気、ミドルのおじさまに似合う香りだけに、当然そういう顧客層で違和感はない。
女性のお客様も、もちろん多かったが、男性により人気だった。
そして、香水業界では「白檀の香りを好む人は、経済的な余裕がある人」という通説がまことしやかに語られる。
その真相は調べようがないが、当社のお客様で言えば、おおらかな人、経済的余裕・心理的成熟された雰囲気のお客様が多いことは事実である。
女性からも愛される白檀
しかし、去年後半くらいから男性顧客はそのままに、女性の白檀買いが「増えているな~」という実感を抱くようになった。
そして、リピートされるお客様も多い。
近年の「寺系香水」の人気も影響があるのかもしれない。
白檀香水愛用者の増加「白檀女子」「サンダル女子」
こういう女性による白檀香水の愛用者とその増加現象を「白檀女子」「サンダル女子」とお呼びし、その需要を取り込みたい考えている。
その一つが、「ねりこ 白檀Stick」プレゼント。
ぜひご利用いただき、武蔵野ワークスの白檀香水を楽しんでいただきたい。
(2022-06-12)
search