( 香水工場の )
香る生活
「菖蒲」とは花? 葉っぱ?
まったく別の植物なのにどちらも「菖蒲」・・
( 青々と茂る菖蒲の葉はハーブ感漂う。アヤメの花とは違う植物 )
当社の香水「菖蒲の葉」ページに正しくない写真が紛れ込んでいたことが昨夜発覚。
(う~これは不覚、失敗した・・)
( 昨夜までの写真 )
この写真は「アヤメ」や「ハナショウブ」と呼ばれる花。
アヤメ科、英名ではアイリスやイリスと呼ばれる。
香水「菖蒲の葉」は菖蒲湯などで使用されるハーブ、ショウブ科(または分類法によってサトイモ科)のショウブの葉っぱをテーマにした香水である。
この2種類の植物はかなり別物で昨夜中に訂正した。
( 昨夜入れ替えた正しい写真 )
どちらも「菖蒲」というネーミングなので間違いやすい。
しかもどちらも水辺に咲く点も混乱する、さらに葉っぱも若干似ているではないか、もうまちがって当たり前である、と言いたくなる。
ネーミングがなぜ同じなのか、長い歴史の中でいろいろあったのだろう、事情は知るよしもないが、この記事では次のように呼び分けたい。
世間一般でもこの「ショウブ」は誤解が多いので、反省の気持ち込めて違いをレビュー。
菖蒲湯のショウブはショウブ科ショウブ。
ハーブのような薬草感が強い。
葉っぱは、刀を思わせる形状で古来より「邪気を払うハーブ」とされてきた。
( ショウブ科ショウブの花 )
花が美しい方のショウブはアヤメ科ショウブ。
「ハナショウブ」とも呼ばれるし「アヤメ」とも呼ばれる。
ラテン語では「Iris」。
英語では「アイリス」と呼び、フランス語では「イリス」と呼ぶ。
日本では「アイリス」「イリス」どちらも使われる。
こちらの葉っぱは菖蒲湯には使用しない。
( ショウブ/ハナショウブ/アヤメ/アイリス/イリス )
余談だが、香水業界ではアヤメ/アイリス/イリスは重要な植物。
アヤメの一種であるニオイアヤメ(ニオイイリス)からは香料が採取される。
こちらは、おそらく市販の香料としては世界でもっとも高価な天然香料ではなかろうか。
当社は様々な天然香料を使用しているが、イリスの天然香料を配合した製品に関してはレギュラーリリースしたことがない。
(高価すぎてニオイイリスを配合した香水を調合する際は手が震えるに違いない)
( ニオイイリスの蕾、2023/04/09 東京薬用植物園 )
この植物からきわめて高価な香料が採取される。
現在の日本では香料採取している事業者はないと思われるが、以前は生産していた時代もあったようだ、昭和の初めの頃とか・・
(2023-04-21)
( 青々と茂る菖蒲の葉はハーブ感漂う。アヤメの花とは違う植物 )
「菖蒲の葉」ページの写真が正しくなかった
当社の香水「菖蒲の葉」ページに正しくない写真が紛れ込んでいたことが昨夜発覚。
(う~これは不覚、失敗した・・)
( 昨夜までの写真 )
この写真は「アヤメ」や「ハナショウブ」と呼ばれる花。
アヤメ科、英名ではアイリスやイリスと呼ばれる。
香水「菖蒲の葉」は菖蒲湯などで使用されるハーブ、ショウブ科(または分類法によってサトイモ科)のショウブの葉っぱをテーマにした香水である。
この2種類の植物はかなり別物で昨夜中に訂正した。
( 昨夜入れ替えた正しい写真 )
違う植物なのに同じネーミング
どちらも「菖蒲」というネーミングなので間違いやすい。
しかもどちらも水辺に咲く点も混乱する、さらに葉っぱも若干似ているではないか、もうまちがって当たり前である、と言いたくなる。
ネーミングがなぜ同じなのか、長い歴史の中でいろいろあったのだろう、事情は知るよしもないが、この記事では次のように呼び分けたい。
・ショウブ科ショウブ(葉っぱの方)
・アヤメ科ショウブ(花がきれいな方)
世間一般でもこの「ショウブ」は誤解が多いので、反省の気持ち込めて違いをレビュー。
菖蒲湯のショウブは葉っぱの方
菖蒲湯のショウブはショウブ科ショウブ。
ハーブのような薬草感が強い。
葉っぱは、刀を思わせる形状で古来より「邪気を払うハーブ」とされてきた。
( ショウブ科ショウブの花 )
花が美しいショウブは・・
花が美しい方のショウブはアヤメ科ショウブ。
「ハナショウブ」とも呼ばれるし「アヤメ」とも呼ばれる。
ラテン語では「Iris」。
英語では「アイリス」と呼び、フランス語では「イリス」と呼ぶ。
日本では「アイリス」「イリス」どちらも使われる。
こちらの葉っぱは菖蒲湯には使用しない。
( ショウブ/ハナショウブ/アヤメ/アイリス/イリス )
香水業界にとってのアヤメ科ショウブ
余談だが、香水業界ではアヤメ/アイリス/イリスは重要な植物。
アヤメの一種であるニオイアヤメ(ニオイイリス)からは香料が採取される。
こちらは、おそらく市販の香料としては世界でもっとも高価な天然香料ではなかろうか。
当社は様々な天然香料を使用しているが、イリスの天然香料を配合した製品に関してはレギュラーリリースしたことがない。
(高価すぎてニオイイリスを配合した香水を調合する際は手が震えるに違いない)
( ニオイイリスの蕾、2023/04/09 東京薬用植物園 )
この植物からきわめて高価な香料が採取される。
現在の日本では香料採取している事業者はないと思われるが、以前は生産していた時代もあったようだ、昭和の初めの頃とか・・
(2023-04-21)
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