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( 香水工場の )

香る生活


カツラの紅葉がはじまる
カツラの落葉を探しにい・・(2023/10/29)

2023年カツラの木の紅葉( 近所の公園で紅葉を探す )


カツラの木の話


秋が深まるといち早く紅葉し落葉し、そしてそのハート型のかわいい葉っぱから甘~い香りするので人気が高い広葉樹。

もともとは人里離れた冷涼な山奥や渓流沿いに自生しているが、人気があるので都会の公園や街路樹として植えらるケースも多い。

東京では奥多摩に自生するカツラを見ることができる。

Wikipediaによるとカツラの日本での群生地として「奥入瀬渓谷、奥日光、奥多摩、丹沢、上高地、芦生の森」が上げられている・・どこも渓流にめぐまれた山深い山中でしょ?

この木は清流を好み根を深く張る、そしておいしい水をたくさん飲む性質がある。

逆にカツラがあるところ地下水が豊富という伝説を有す。

中には巨大化する場合もあり、巨大化したカツラは森の魔王を思わせる風貌で信仰の対象にもなりやすい。


10年前のカツラの写真をお見せしよう


おお、そういえば確かこのブログでも「軍刀利神社(ぐんだりじんじゃ)の霊木カツラ」を書いたな~と思い出して調べると、なんと10年以上も前に記録していた。

(つい数年前のような記憶なのだが・・最近は万事この調子だ)

見よ、このサグラダ・ファミリアのごとき神々しさ!

カツラの木

・・いかがですか? 地下水脈を語る木、ハート型の葉っぱ、甘~い香り、神々しい造形・・なかなか物語性のある樹木でしょ?

もし私が田舎の持ち家に住んでいたら、カツラは我が家のシンボルツリーとして欲しい気がするな・・


香水『桂の木』


当社ではかつて『桂の木』という香水を販売していたが、売れ行き悪く残念、廃盤に至る。

しかしカツラの木への愛着は商品開発以来続いている。


カツラを見に行こう


さて今回、都内の公園にカツラの紅葉具合を見に行った。

ここは武蔵関公園(むさしせきこうえん)、東京都練馬区。

西武新宿線の東伏見駅や武蔵関駅から歩ける公園だが、この公園は東京を横断する石神井川(しゃくじいがわ)のほぼ源泉である。

武蔵野台地の地中を脈々と流れる地下水が湧出するパワースポットなのだが、この話をはじめると熱くなるのでこのへんで。

ポイントは湧水地点ということ。

都内のカツラは人の手によって植林されたものが多いが、武蔵関公園のカツラはどうなんだろう?・・と思う。



勉強用の抹香作り


今年はカツラの落葉した葉っぱから抹香(まっこう)を作りスタッフに見せようと考えている。

抹香とはお香の一種でお香原料を粉状にしたもの。

仏前で行われる焼香などにも利用される。

現在、この公園のカツラは少し紅葉がはじまっているものの落葉は今ひとつだった。

甘い香りも観察できなかった。

このカツラは東京都練馬区の「ねりまの名木」に指定され保護されている。

そのためか柵があって近寄れず神木に手を触れることが出来ない点が難点だが、都内から行きやすいのでありがたいカツラスポットである。

2023年カツラの木の紅葉




お客様コメント:

2023/10/31 (Tue) 20:01:17

桂の木、大好きです。

ウッディ系の香りが好きになったきっかけの香りでもあります。

ですが廃盤になってしまったのでなかなか使えない…

期間限定かグランデで注文できる機会が来ないものかとお知らせを密かに待っております。

・・むぎさん


(2023-10-29)
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