Home > ブログ
リスト表示 | (edit)
( 香水工場の )

香る生活


(通販)夏の強烈な暑さが心配
郵便受けなどが40度を超える場合はご注意 (2024/09/11 → 訂正09/16)

夏の配送( 直射日光で非常に高温になる郵便受けや宅配BOXをお持ちの場合はご注意ください )


近年の温暖化が厳しい


今年東京では気温37度や38度が記録されました。非常に暑い!

通販ビジネスをなりわいとしている当社にとって心配なことは配送中の商品の傷み。

チョコレートの通販では、チョコが溶けやすいため夏場の販売を休止する通販事業者もあると聞きます。

コスメは一般にチョコレートより対温度耐性が高いため、当社も含め夏場休止という事業者さんは少ないと思われます。


トラブル事例の発生


今まで高温による商品の破損や問題はありませんでしたが、先日「ねりこが液体になっていた」という連絡をいただきました。

長時間にわたり直射日光を受けるポストや宅配BOXの中の温度は何度になるのか?・・設置場所や形状、色、素材によっても差は大きいでしょうが、かなりの高温になるものもありそうです。

( 12時~14時の間、直射日光を受け続けるポストの温度テスト )

上記写真は、外気温35度の晴天の日、テストに使ったポストです。

日中の気温が概ね最高に達する12時~14時の間、直射日光を前面直角に受ける角度でポストを設置しテストした、その結果ポスト内の最高気温は「41.5度」だった。

黒いポストだともっと上がるだろう。


真夏の自動車内の温度


自動車内の温度テスト事例がネットにありました。「真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)」によると、この実験では黒い自動車の車内で「車内最高温度=57℃」となっています(部分的ですがダッシュボードでは「79℃」)。

また長距離トラック(荷台を長時間密閉している)の荷台がどれくらいの温度になるかという実験事例が、NX総合研究所という企業さんから公開されています。

「トラック荷台内部の温度は午後1~2時頃にピークを迎えている。ピーク時には外気温に比べて15℃以上も温度が高くなっている」

仮に外気温が40度の場合、トラック荷台はピーク時で55度に達する可能性を示唆しています。

荷物を個々に配送中の場合、頻繁に扉を開けるためそれよりもぐんと低いはずですが、長距離トラックの場合、荷台も厳しい環境にありそうです。


ベタガードやねりこの溶解の可能性


ベタガードや練り香水は、30度を超えるとゆるくなり40度を超えると溶けはじめます。ベタリップは45度前後から溶けはじめます。

冷めればまた固まり品質に問題はありませんが、冷えるときの容器の傾きなどによって中身のクリームが想定外の形状になるかもしれません。

このような状況ですので次の二点、ご注意いただきたくブログにまとめました:

(1) ベタガードや練り香水は気温が40度を超えると溶けはじめます。商品がひどく熱い場合は中身が溶けている可能性がありますので、すぐにフタを開けずにある程度冷めるまでお待ちください。

(2) 溶解し凝固した場合でも品質変化はありませんが、高温が懸念される場合は涼しい季節が来るまでご購入を延期いただくこともご検討ください







(2024-09-11)
search
月一メルマガ

TOP