( 香水工場の )
香る生活
香るシャワージェル
当社の製品に「シャワージェル」があります。シャワージェルってご存知でしょうか?
ヨーロッパでは広く使用される言葉ですが、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。言葉に馴染みがなくても日本でも普通に販売されている製品です。
ジェル状ボディソープといえばいいでしょうか?
武蔵野ワークスでは、フローラル・フォーシーズンズの香りを詰めたシャワージェルを6種類リリースしましたが、予想ほどには人気が出ずに継続生産が未定のまま現商品の在庫がジリジリとなくなりつつあります。
継続生産に踏み切れないのは原価割れしていることも一つの原因です。ソープにしては良い原料を使用しています。
また大手さんのように数十万本単位という生産なら量産効果が出ますが、如何せん数千本単位の小ロット生産です。
しかし、一部のお客さまには根強いファンがいて、抗議のメールや電話を何件かいただいております。正直「痛し痒し」「嬉し辛し」です。
昨日いただいた電話は、オールドローズのシャワージェルがお気に入りのお客さまでしたが、意表をつくご意見でした。
「シャワージェルっていうネーミングがいけないんでは?日本人には何なのかわからないから売れないのでは?」
うん・・・なるほど。「シャワージェルっていうネーミングがいけないのかな?」とまじめに考えました。
ズバリ「ボディソープ」とすればわかりやすいのですが、香りという遊び心がある商品だけに「洗剤」のイメージになりがちなネーミングは避けたいのもヤマヤマ。もう少し社内で話し合う必要がありそうです。
ところで、シャンプーは、近年活性化してきました。シャンプー・ソープ類といったカテゴリーのトイレタリーは、つい最近まで果てしない低価格化でメーカーを疲弊させた商品群です。
メーカーだけでなく流通や小売りにも「利益なき商材」として、ワゴンセールなど店頭の客寄せに利用されるくらいで、売っても売っても利益の出ない商品でした。
つまり、この産業に関わるすべての人が疲弊するという構造的な問題を抱える商品になっていました。
P&G、ユニリーバ、コルゲートさんなどそうそうたる世界の大資本なら、コストが安価な途上国などの工場において、しかも百万本単位のモンスターロット生産で果てしない価格競争にも勝ち抜く方策がありますが、日本のメーカーにとっては苦しい闘いでした。
そこに登場したのが花王の「アジエンス」。花王さんが放つ高級シャンプーは、はじめて三日月マーク(花王ロゴ)が付けられませんでした。
高級路線にシフトしようという並々ならぬ意気込みが伝わる伝説の商品です。その後資生堂の「椿」、さらに花王の「セグレタ」へと続きシャンプーはすっかり高級化へと舵が切られました。
環境のためにも多少よいシャンプーや石鹸を大切に使う消費者が増えることは歓迎されると思います。
(2007-08-29)
ヨーロッパでは広く使用される言葉ですが、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。言葉に馴染みがなくても日本でも普通に販売されている製品です。
ジェル状ボディソープといえばいいでしょうか?
武蔵野ワークスでは、フローラル・フォーシーズンズの香りを詰めたシャワージェルを6種類リリースしましたが、予想ほどには人気が出ずに継続生産が未定のまま現商品の在庫がジリジリとなくなりつつあります。
継続生産に踏み切れないのは原価割れしていることも一つの原因です。ソープにしては良い原料を使用しています。
また大手さんのように数十万本単位という生産なら量産効果が出ますが、如何せん数千本単位の小ロット生産です。
しかし、一部のお客さまには根強いファンがいて、抗議のメールや電話を何件かいただいております。正直「痛し痒し」「嬉し辛し」です。
昨日いただいた電話は、オールドローズのシャワージェルがお気に入りのお客さまでしたが、意表をつくご意見でした。
「シャワージェルっていうネーミングがいけないんでは?日本人には何なのかわからないから売れないのでは?」
うん・・・なるほど。「シャワージェルっていうネーミングがいけないのかな?」とまじめに考えました。
ズバリ「ボディソープ」とすればわかりやすいのですが、香りという遊び心がある商品だけに「洗剤」のイメージになりがちなネーミングは避けたいのもヤマヤマ。もう少し社内で話し合う必要がありそうです。
ところで、シャンプーは、近年活性化してきました。シャンプー・ソープ類といったカテゴリーのトイレタリーは、つい最近まで果てしない低価格化でメーカーを疲弊させた商品群です。
メーカーだけでなく流通や小売りにも「利益なき商材」として、ワゴンセールなど店頭の客寄せに利用されるくらいで、売っても売っても利益の出ない商品でした。
つまり、この産業に関わるすべての人が疲弊するという構造的な問題を抱える商品になっていました。
P&G、ユニリーバ、コルゲートさんなどそうそうたる世界の大資本なら、コストが安価な途上国などの工場において、しかも百万本単位のモンスターロット生産で果てしない価格競争にも勝ち抜く方策がありますが、日本のメーカーにとっては苦しい闘いでした。
そこに登場したのが花王の「アジエンス」。花王さんが放つ高級シャンプーは、はじめて三日月マーク(花王ロゴ)が付けられませんでした。
高級路線にシフトしようという並々ならぬ意気込みが伝わる伝説の商品です。その後資生堂の「椿」、さらに花王の「セグレタ」へと続きシャンプーはすっかり高級化へと舵が切られました。
環境のためにも多少よいシャンプーや石鹸を大切に使う消費者が増えることは歓迎されると思います。
(2007-08-29)
< 野菜はニオイも大切 || 香水(パルファン)の付け方 >
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