( 香水工場の )
香る生活
石鹸で頭を洗いますか?
次バージョン「香るシャワージェル」は、水で流せば「洗剤がきれいに流れ落ちる」ようにしたいので植物由来の石鹸系にすることにしましたが、石鹸で髪の毛を洗うとゴワゴワになりますよね。合成洗剤系のシャンプーは、髪の毛を保護し指通りをよくするための成分を配合しますが、これはお肌にはヌメリとして感じられるため、一つの製品でボディーと髪の毛を両方カバーするのはやや大変です。
それどころか、刺激に比較的敏感な顔にはフェース用ソープ、刺激には強いけど洗浄力や素早い泡切れ、殺菌力を重視したい手にはハンドソープなど、ボディー用洗剤は「ヘア、フェース、ハンド、ボディー」と4種類くらいに分けるメーカーさんがほとんど。
しかし、「香るシャワージェル」は欲張りにもこの4パートをカバーしたいと考えています。すべてをパーフェクトにカバーする必要はなく(実際、不可能ですし)基本機能を満たして、手軽で楽しく使えれることを重視しています。そこで「石鹸で髪の毛を洗うと髪の毛がゴワゴワになる」という問題をどうクリアするか?という悩みがでてきます。
シャワージェル基材の処方を担当している開発スタッフと話し合いました。彼女はおもしろい話をしてくれました。
それは以前自分が開発したトリートメント剤の効果を検証するため自分の髪の毛をわざとゴワゴワにする必要があり、1ヶ月間「石けんシャンプー」を使い続けたそうです。石けんシャンプーとは、シャンプーなのですが一般に市販されている合成洗剤系シャンプーに対して、液体石鹸の成分(ヤシ油などの天然成分)をメインにしたシャンプーです。
石鹸系シャンプーは流通量も種類も少ないので、あえて「石けんシャンプー」と呼ぶメーカーが多いことから広く使用される言葉になったようです。生協さんやナチュラル系ショップなどで販売されています。
さて、その使い心地は?・・・
「はじめは驚きました。髪の毛がギシギシになって指が全然通らない。汚れが落ちなかったのでは?と考えました。ところが、慣れてくるとだんだん髪の毛がイキイキしてきます。一ヶ月もすると病み付きになりました。石けんシャンプーで洗った髪の毛はトリートメントの吸収性が格段に良く、髪の毛がうれしいくらいにまとまります」
彼女の話では「シャンプー」は洗い上がり感触が「石けんシャンプー」より優れているものの、その後のヘアケアは「石けんシャンプー」の方が有利という意見でした。これはすべての石けんシャンプーですべての人に共通する結果かどうかわかりません。あくまで彼女の体験談です。彼女は現在通常のシャンプーに戻ったり石けんシャンプーに行ったりを繰り返している模様です。仕事も絡んでいますので。
そこで一般の方々の意見を調査すべく「シャンプー」VS「石けんシャンプー」をテーマにインターネットで検索をしてみました。
出てくる出てくる・・・
そこにあったのは「石けんシャンプー」賛成派から「石けんシャンプー」信者とも言える人々の熱い訴え。一方「石けんシャンプー」反対派の「ギシギシ嫌い派」から石鹸は禿げの原因とする「ハゲ伝説派」まで。ヘアケアのプロという方の危ない理論と信念まで、素直に信じていたらどこに連れて行かれるのか、インターネット情報は混乱気味のようです。反面、みなさんには関心のあるテーマだからこそ様々な意見がうごめいているのだろうと関心しました。
調査結果を簡単にレビューしてみると・・・
石鹸で髪の毛を洗うと石鹸のアルカリ成分が髪の毛にダメージを加えるためよくないという意見があります。一方、現在の石鹸は普通中性か弱アルカリ性で、しかも肌につけるとすぐに中和されますのでダメージ論には反対意見も多いようです。どれくらい強いペイハー濃度で実験すればキューティクルのダメージが観察されるのかデータは見つけられませんでした。
10代〜20代の男性諸氏を震え上がらせている都市伝説「石鹸で頭を洗うとハゲる」。石鹸が髪の毛のキューティクルにダメージを与えるという人でさえ、頭皮にダメージを与えるという意見はありませんでした。むしろ、ハゲは頭皮や毛根のダメージからの影響が大きいはずです。頭皮は毛根が密集しているため性器周辺とともに体内でももっとも体外成分を皮膚吸収しやすい部分。ケミカル物質を多用するシャンプーの方が石鹸より毛根への影響は大きいように感じます。みなさんはどう感じますか?
一方、石けんシャンプーでハゲが直るという意見がありました。それはどうでしょうか?・・・
「シャンプーでカラダを洗っていいのか?」という疑問も見られました。シャンプーには髪の毛用の成分が多く配合されていますので害ではないもののムダである、という意見が多いようです。しかし、私個人的には髪の毛用の成分にはシリコンなどの表面コート剤が含まれている場合もありますので、できるならボディーには使用しない方がオススメです。ヌメリも気持ちよくありませんし。それにどうしてもシャンプーの方が環境負荷が大きい可能性が高いので。
ユーザーの意見に耳を傾け、コンセプトを満たしつつ一番バランスのよい解決点を探るしかないようです。
(2007-09-26)
それどころか、刺激に比較的敏感な顔にはフェース用ソープ、刺激には強いけど洗浄力や素早い泡切れ、殺菌力を重視したい手にはハンドソープなど、ボディー用洗剤は「ヘア、フェース、ハンド、ボディー」と4種類くらいに分けるメーカーさんがほとんど。
しかし、「香るシャワージェル」は欲張りにもこの4パートをカバーしたいと考えています。すべてをパーフェクトにカバーする必要はなく(実際、不可能ですし)基本機能を満たして、手軽で楽しく使えれることを重視しています。そこで「石鹸で髪の毛を洗うと髪の毛がゴワゴワになる」という問題をどうクリアするか?という悩みがでてきます。
シャワージェル基材の処方を担当している開発スタッフと話し合いました。彼女はおもしろい話をしてくれました。
それは以前自分が開発したトリートメント剤の効果を検証するため自分の髪の毛をわざとゴワゴワにする必要があり、1ヶ月間「石けんシャンプー」を使い続けたそうです。石けんシャンプーとは、シャンプーなのですが一般に市販されている合成洗剤系シャンプーに対して、液体石鹸の成分(ヤシ油などの天然成分)をメインにしたシャンプーです。
石鹸系シャンプーは流通量も種類も少ないので、あえて「石けんシャンプー」と呼ぶメーカーが多いことから広く使用される言葉になったようです。生協さんやナチュラル系ショップなどで販売されています。
さて、その使い心地は?・・・
「はじめは驚きました。髪の毛がギシギシになって指が全然通らない。汚れが落ちなかったのでは?と考えました。ところが、慣れてくるとだんだん髪の毛がイキイキしてきます。一ヶ月もすると病み付きになりました。石けんシャンプーで洗った髪の毛はトリートメントの吸収性が格段に良く、髪の毛がうれしいくらいにまとまります」
彼女の話では「シャンプー」は洗い上がり感触が「石けんシャンプー」より優れているものの、その後のヘアケアは「石けんシャンプー」の方が有利という意見でした。これはすべての石けんシャンプーですべての人に共通する結果かどうかわかりません。あくまで彼女の体験談です。彼女は現在通常のシャンプーに戻ったり石けんシャンプーに行ったりを繰り返している模様です。仕事も絡んでいますので。
そこで一般の方々の意見を調査すべく「シャンプー」VS「石けんシャンプー」をテーマにインターネットで検索をしてみました。
出てくる出てくる・・・
そこにあったのは「石けんシャンプー」賛成派から「石けんシャンプー」信者とも言える人々の熱い訴え。一方「石けんシャンプー」反対派の「ギシギシ嫌い派」から石鹸は禿げの原因とする「ハゲ伝説派」まで。ヘアケアのプロという方の危ない理論と信念まで、素直に信じていたらどこに連れて行かれるのか、インターネット情報は混乱気味のようです。反面、みなさんには関心のあるテーマだからこそ様々な意見がうごめいているのだろうと関心しました。
調査結果を簡単にレビューしてみると・・・
石鹸で髪の毛を洗うと石鹸のアルカリ成分が髪の毛にダメージを加えるためよくないという意見があります。一方、現在の石鹸は普通中性か弱アルカリ性で、しかも肌につけるとすぐに中和されますのでダメージ論には反対意見も多いようです。どれくらい強いペイハー濃度で実験すればキューティクルのダメージが観察されるのかデータは見つけられませんでした。
10代〜20代の男性諸氏を震え上がらせている都市伝説「石鹸で頭を洗うとハゲる」。石鹸が髪の毛のキューティクルにダメージを与えるという人でさえ、頭皮にダメージを与えるという意見はありませんでした。むしろ、ハゲは頭皮や毛根のダメージからの影響が大きいはずです。頭皮は毛根が密集しているため性器周辺とともに体内でももっとも体外成分を皮膚吸収しやすい部分。ケミカル物質を多用するシャンプーの方が石鹸より毛根への影響は大きいように感じます。みなさんはどう感じますか?
一方、石けんシャンプーでハゲが直るという意見がありました。それはどうでしょうか?・・・
「シャンプーでカラダを洗っていいのか?」という疑問も見られました。シャンプーには髪の毛用の成分が多く配合されていますので害ではないもののムダである、という意見が多いようです。しかし、私個人的には髪の毛用の成分にはシリコンなどの表面コート剤が含まれている場合もありますので、できるならボディーには使用しない方がオススメです。ヌメリも気持ちよくありませんし。それにどうしてもシャンプーの方が環境負荷が大きい可能性が高いので。
ユーザーの意見に耳を傾け、コンセプトを満たしつつ一番バランスのよい解決点を探るしかないようです。
(2007-09-26)
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