25mL
4mL
『芍薬・ピオニー』Peony
シャクヤクの香りは、個体差が大きく、これがシャクヤクという特徴的な香りは明示しにくいものがあります。
しかし、香りの成分を分析すると「ローズ、キク、スズラン、カトレアなどあらゆる花の芳香成分が含くまれる」(大田花きLab) とされます。
つまり、何種類もの花のブーケのような香りが特徴です。
武蔵野ワークスが提案する「芍薬・ピオニー」は、ローズのような華やかさと、奥ゆかしさ、すっきりした透明感、かすかな甘さがある香りをイメージしました。
ブルガリア産ローズAbs を中核に、ジャスミンサンバックとシナモンで東洋的なイメージを加味。
シアーノートは透明感のある甘さを。裏に潜む香りとしてエストラゴンとユーカリが葉のグリーン感をかすかに漂わせます。
【パフューマーの説明】
何か花を買って帰ろうと思って立ち寄ったフラワーショップで、とても良い香りを放つ花に出会いました、それが芍薬でした。
以前、植物園で嗅いだ時には、芍薬の花は個体によって香りが違い、迷いが生じて作れませんでした。
しかし、このフラワーショップで出会った芍薬の花は、何とも美しい香り、バラのように華やかさがあり、それでいて東洋的な趣を感じました。
今回の「芍薬・ピオニー」はたまたま買ったお花屋さんのシャクヤクをモデルに調香したものです。
芍薬は一度だけお寺で咲いているところを見たことがあるのですが、それからずっと覚えているぐらい印象深い花で、新作香水になると知って気になってました。
香りは綺麗なさわやかさでほんのり甘い、しかしくどくない。
春~初夏によく合います。少し香りは消えやすいですがラストまで綺麗な香り。
優しいだけじゃなく、芍薬のボリューム感もあるように思います。
イヤな香水臭の無い、若干濃厚なフローラルで、本当に良い香りでした。 去年のアネモネも本当に素敵だったのですが、芍薬も最高です!
失敗しそうなポイントや誤解されがちな注意点を香水アドバイザーが辛口コメント。ご購入時の参考にご利用ください。
家に咲いている芍薬は薔薇のような華やかな香りが少し混ざっているので、完全に同じではないのです。 この香水は柑橘系や杉だと思いますが爽やかな香りが混ざった香りが先行します。 しかし、その後にくる香りが芍薬そのもので個人的に好きです。