ホワイトフリージアとジャスミン
Date: Tue, 5 Sep 2023
●投書:
本物の香りは知らないながらも、みずみずしさが気に入った2点の感想です。
・ホワイトフリージア
こちらはタイッツーキャンペーンでいただきました。他の方の届いた報告を眺めているとどうも購入した商品から好みそうなところを入れていただいているように見えたので、ワクワクしながらシュッとひと吹き。
まず最初に思ったのは「水とグリーンの香り!」。スズランやスノードロップが思い浮かびました。白と緑の、かわいらしくて清楚なイメージの花。フリージアは見慣れないので、馴染みのあるものが浮かんだのだと思います。
花というより、水菓子とか果汁のようだと思いました。たっぷりとした水気を感じる、さわやかな香り。かといってツンとしたところはなくて、まるい甘さ。
それか、フリージアは水仙やクロッカスと同じの頃に咲きますが、あの時期の花に共通してあるいじらしい可愛らしさと白い花のもつ清らかさが、あの時期の澄んだ空気が合わさって香りになったようにも思えます。
仕事中はコーヒーを淹れることが多いけど、この日は紅茶にしました。煎茶や紅茶に合う香りだと思います。
かわいいけれどかわいすぎない、爽やかさと清らかさのあるスッキリとした可愛らしさを、好ましく受け取めました。
・ジャスミン
「これ、いい!」が第一声。初めての香りはそろそろと触れて確かめるようなところがあるけれど、これは自分でも驚くほど自然に、迷いなく受け入れていました。香水にありがちで苦手な、くどいとか強いとかそういうのをまったく感じない。甘ったるさもない。目覚めに浴びるシャワーのよう。みずみずしさに気持ちがパッと目覚る心持ち。
一般に香水と言われて想像するのがヒダやフリルをふんだんに使った、豪奢でボリュームのあるドレスだとすると、ジャスミンはマーメイドラインのシンプルなドレス。華やかさや色っぽさが無いわけではないけれど、それよりはスラリとした印象が前に出ている、とでも言いましょうか。
みずみずしさはやがて静かになってゆき、隠れていた色気が表に出てきます。とはいえ決してエロい感じではなくて、品のある、落ち着いたもので。ホワイトフリージアのかわいらしさを落ち着いた色気と気品に置き換えてみずみずしさをより磨き上げると、この香りになるような気がします。みずみずしさを原点に、かわいい・愛らしい方向へ振るとホワイトフリージア。気品・色気の方向へ振るとジャスミン。そんなイメージ。
自分に似合うかどうかは別として、いっそそういうのを超越して、文句なし、問答無用で気に入りました!
起き抜け、目覚ましにと頻繁に使っていたのですが、ここ1週間ほど、なんだか気持ちにしっくりこなくて使っていません。しっくりこなかった日は涼しい朝だったので、なるほど気候で感じ方が違うってこれか!と感動しています。
ちなみにジャスミンを選んだ理由のひとつに「精油と比べると格段に安い!」というのがありました。趣味で精油をいくつか持っているのですが、ジャスミンは気にはなりつつあまりに高くて手が出せないでいた憧れの香り。それがこのお値段で!……ということで、精油そのもの、生花そのものとは違うことは重々承知で、せめて気分が味わえたらと選んだのです。
結果とても気に入りましたし、「こんな素敵な香りがあるなら、わざわざ精油を買わなくてもいいな」「精油も取るにも花がたくさん必要なわけだから、そのほうがジャスミンにも優しかろう」と思いました。また来年、暖かくなってきたらフルボトルで買いたいです。
●ハンドル:
尾村依子
(国分) ジャスミンの天然香料は世界のパフューマーさんたちが好んで使用する香水原料なんですが、ジャスミンらしくない香水に仕上がるものが比較的多く私にはナゾです。逆に比較的ジャスミンらしい当社製品はおそらく世界ではあまり評価されない部類でマイナー派。喜んでもらえて感謝しております
(2023-09-09)
●投書:
本物の香りは知らないながらも、みずみずしさが気に入った2点の感想です。
・ホワイトフリージア
こちらはタイッツーキャンペーンでいただきました。他の方の届いた報告を眺めているとどうも購入した商品から好みそうなところを入れていただいているように見えたので、ワクワクしながらシュッとひと吹き。
まず最初に思ったのは「水とグリーンの香り!」。スズランやスノードロップが思い浮かびました。白と緑の、かわいらしくて清楚なイメージの花。フリージアは見慣れないので、馴染みのあるものが浮かんだのだと思います。
花というより、水菓子とか果汁のようだと思いました。たっぷりとした水気を感じる、さわやかな香り。かといってツンとしたところはなくて、まるい甘さ。
それか、フリージアは水仙やクロッカスと同じの頃に咲きますが、あの時期の花に共通してあるいじらしい可愛らしさと白い花のもつ清らかさが、あの時期の澄んだ空気が合わさって香りになったようにも思えます。
仕事中はコーヒーを淹れることが多いけど、この日は紅茶にしました。煎茶や紅茶に合う香りだと思います。
かわいいけれどかわいすぎない、爽やかさと清らかさのあるスッキリとした可愛らしさを、好ましく受け取めました。
・ジャスミン
「これ、いい!」が第一声。初めての香りはそろそろと触れて確かめるようなところがあるけれど、これは自分でも驚くほど自然に、迷いなく受け入れていました。香水にありがちで苦手な、くどいとか強いとかそういうのをまったく感じない。甘ったるさもない。目覚めに浴びるシャワーのよう。みずみずしさに気持ちがパッと目覚る心持ち。
一般に香水と言われて想像するのがヒダやフリルをふんだんに使った、豪奢でボリュームのあるドレスだとすると、ジャスミンはマーメイドラインのシンプルなドレス。華やかさや色っぽさが無いわけではないけれど、それよりはスラリとした印象が前に出ている、とでも言いましょうか。
みずみずしさはやがて静かになってゆき、隠れていた色気が表に出てきます。とはいえ決してエロい感じではなくて、品のある、落ち着いたもので。ホワイトフリージアのかわいらしさを落ち着いた色気と気品に置き換えてみずみずしさをより磨き上げると、この香りになるような気がします。みずみずしさを原点に、かわいい・愛らしい方向へ振るとホワイトフリージア。気品・色気の方向へ振るとジャスミン。そんなイメージ。
自分に似合うかどうかは別として、いっそそういうのを超越して、文句なし、問答無用で気に入りました!
起き抜け、目覚ましにと頻繁に使っていたのですが、ここ1週間ほど、なんだか気持ちにしっくりこなくて使っていません。しっくりこなかった日は涼しい朝だったので、なるほど気候で感じ方が違うってこれか!と感動しています。
ちなみにジャスミンを選んだ理由のひとつに「精油と比べると格段に安い!」というのがありました。趣味で精油をいくつか持っているのですが、ジャスミンは気にはなりつつあまりに高くて手が出せないでいた憧れの香り。それがこのお値段で!……ということで、精油そのもの、生花そのものとは違うことは重々承知で、せめて気分が味わえたらと選んだのです。
結果とても気に入りましたし、「こんな素敵な香りがあるなら、わざわざ精油を買わなくてもいいな」「精油も取るにも花がたくさん必要なわけだから、そのほうがジャスミンにも優しかろう」と思いました。また来年、暖かくなってきたらフルボトルで買いたいです。
●ハンドル:
尾村依子
(国分) ジャスミンの天然香料は世界のパフューマーさんたちが好んで使用する香水原料なんですが、ジャスミンらしくない香水に仕上がるものが比較的多く私にはナゾです。逆に比較的ジャスミンらしい当社製品はおそらく世界ではあまり評価されない部類でマイナー派。喜んでもらえて感謝しております
(2023-09-09)
< ねりこ「蜜柑の花」 || # UPDATE:2023/09/09 # >