( 香水工場の )
香る生活
香りの神的な調和、スズランの香り
(2013/03/07)
幸福を呼ぶ花スズランをうんちくします(2013/03/07)
今日は香料のお話です。スズランの花束をいただきました。花の形もカワイイし、並んだ姿もひときわきれいです。フランスでは幸福を呼ぶ花と言われているそうですが、ホント、見ていて幸せな気分にしてくれますよね。
実は、香りも非常によくてこれが幸福感をさらにパワーアップしてくれる感じです。
スズランは香水の三大フローラルの一つと言われますが、自然に生えているスズランは案外小さい物が多く、山歩きなどで見つけたときは地面に這いつくばるように香りを確かめます・・・まあ、だいたい土のニオイか、腕立て伏せ状態なので、ブルブルしちゃって、どうも嗅覚に神経を集中できないのですが、今回はスズランの香りを堪能できました。
ジワッーと降りてくる感じの香り方です。その香りは「気品」というコトバしか思いつきません。絞り出して「清潔感」と「やさしさ」。
切り花用に栽培された生花は、どういうわけか、香りをなくす花が多いようです。たとえば、お花屋さんのバラは香りが薄い切り花が多いですよね、種類にもよりますが、どうも香りが薄くなる傾向があります。
今回やってきたスズランは、しっかり香ってくれていました。
スズランは、ジャスミ・バラとともに「三大フローラルノート」とか「香水の三大香料」とか言われます。つまり、香水の原料として非常に重要ということですが、なんとスズランからは実際には香料(香り成分・香気成分)は採れません。
バラもジャスミンも香料が採取できて、産業として成立していますが、スズランは研究用ではごく微量の精油などを採取できる可能性はありますが、少なくとも香料採取を目的として栽培している企業や農家は聞いたことがありません。
だから、「香水の三大香料」と言われることがおもしろいですよね。それだけ昔から「憧れの香り!」ということだったのではないかと空想しちゃいます。
スズランの香りは「ミュゲノート」と呼ばれます。フランス語でスズランはミュゲと呼ばれ、その香りは「ミュゲノート」と固有名詞化されるくらい愛されている香りなのです。
人気があるスズランの香りを再現すべき世界中の調香師(パフューマー)が他の香料から再現を試みて、多くのスズランの香料が生み出されました。世の中、スズランの香り香水や石鹸やシャンプーなどスズラン製品はありふれていますが、もちろん、本物のスズランの成分が入っているわけではありません。
スズランの香り成分は、ガスマスという機械で測定するとリナロール、シトロネロール、ゲラニオール、シンナミックアルコール、フェニルプロピルアルコール、フェニルエチルアルコール、cis-3-ヘキセノールなどが出てくるそうです。
実は、これらは他の花にも共通する成分で、スズランのスズランらしい、スズランの花に特有の香り成分が見つからないところが、まだ不思議な花です。
リナロール、シトロネロール、ゲラニオールといったお花の香気成分としてごくありふれた香り成分の絶妙なバランスこそ香りの美しさを物語る香りかもしれません。
これほど愛されるミュゲ(スズラン)の香り。世の中にあまたのスズラン製品がありますが、武蔵野ワークスのミュゲ(スズラン)ノート香水もオススメですよ。
「気品」「清潔感」「やさしさ」のスズランをご堪能ください(最後は宣伝になっちゃいましたね)。
(2013-03-07)
幸福を呼ぶ花スズランをうんちくします(2013/03/07)
幸せの花スズラン、姿よし・香りよし
今日は香料のお話です。スズランの花束をいただきました。花の形もカワイイし、並んだ姿もひときわきれいです。フランスでは幸福を呼ぶ花と言われているそうですが、ホント、見ていて幸せな気分にしてくれますよね。
実は、香りも非常によくてこれが幸福感をさらにパワーアップしてくれる感じです。
山歩きで発見するスズラン
スズランは香水の三大フローラルの一つと言われますが、自然に生えているスズランは案外小さい物が多く、山歩きなどで見つけたときは地面に這いつくばるように香りを確かめます・・・まあ、だいたい土のニオイか、腕立て伏せ状態なので、ブルブルしちゃって、どうも嗅覚に神経を集中できないのですが、今回はスズランの香りを堪能できました。
香りの感想、「気品」というコトバしか思いつかない
ジワッーと降りてくる感じの香り方です。その香りは「気品」というコトバしか思いつきません。絞り出して「清潔感」と「やさしさ」。
切り花用に栽培された生花は、どういうわけか、香りをなくす花が多いようです。たとえば、お花屋さんのバラは香りが薄い切り花が多いですよね、種類にもよりますが、どうも香りが薄くなる傾向があります。
今回やってきたスズランは、しっかり香ってくれていました。
香水の三大香料
スズランは、ジャスミ・バラとともに「三大フローラルノート」とか「香水の三大香料」とか言われます。つまり、香水の原料として非常に重要ということですが、なんとスズランからは実際には香料(香り成分・香気成分)は採れません。
バラもジャスミンも香料が採取できて、産業として成立していますが、スズランは研究用ではごく微量の精油などを採取できる可能性はありますが、少なくとも香料採取を目的として栽培している企業や農家は聞いたことがありません。
ミュゲノートは、憧れの香り!
だから、「香水の三大香料」と言われることがおもしろいですよね。それだけ昔から「憧れの香り!」ということだったのではないかと空想しちゃいます。
スズランの香りは「ミュゲノート」と呼ばれます。フランス語でスズランはミュゲと呼ばれ、その香りは「ミュゲノート」と固有名詞化されるくらい愛されている香りなのです。
世界中のパフューマーのテーマ
人気があるスズランの香りを再現すべき世界中の調香師(パフューマー)が他の香料から再現を試みて、多くのスズランの香料が生み出されました。世の中、スズランの香り香水や石鹸やシャンプーなどスズラン製品はありふれていますが、もちろん、本物のスズランの成分が入っているわけではありません。
ありふれた香りの神的バランス・調和かな?
スズランの香り成分は、ガスマスという機械で測定するとリナロール、シトロネロール、ゲラニオール、シンナミックアルコール、フェニルプロピルアルコール、フェニルエチルアルコール、cis-3-ヘキセノールなどが出てくるそうです。
実は、これらは他の花にも共通する成分で、スズランのスズランらしい、スズランの花に特有の香り成分が見つからないところが、まだ不思議な花です。
リナロール、シトロネロール、ゲラニオールといったお花の香気成分としてごくありふれた香り成分の絶妙なバランスこそ香りの美しさを物語る香りかもしれません。
ナチュラルなスズラン
これほど愛されるミュゲ(スズラン)の香り。世の中にあまたのスズラン製品がありますが、武蔵野ワークスのミュゲ(スズラン)ノート香水もオススメですよ。
「気品」「清潔感」「やさしさ」のスズランをご堪能ください(最後は宣伝になっちゃいましたね)。
(2013-03-07)
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