( 香水工場の )
香る生活
銀スプレー、モニターさんの感動と失望
モニターさんを募集して銀スプレーの効果をテストしてもらいました。できること・できないことが見えてきました(2017/02/02)
(ギャラクシースプレーのラベル案、左から「宇宙船から」「銀河」「星のイメージ」)
私も含め、くさいニオイにお悩みの人が多いことから「消臭剤」を作ろうと現在テスト中です。消臭のための一番効果的な成分は最初から「銀(シルバー)」に絞ってきました。
「水銀(マーキュリー)」ではありません。銀(シルバー)です。
銀(シルバー)は、食器や装飾品として人類に数千年間、利用されてきました。安全性も実証済み。しかも、ごく少量で劇的な抗菌効果が効果が期待できます。
銀(シルバー)を抗菌剤に使おうという発想に対して「銀ってあの銀?」と質問されました。
一般に銀(シルバー)といえば貴金属。そんな高価なものをトイレタリーに使えるのかな?という素朴な疑問と思います。が、使えるんです。
(1) 銀(シルバー)は、ゴールドやプラチナと比較すると安い・・・たとえば、現在の取引相場で、ゴールドは、1gあたり5,000円、一方シルバーは、60円!
(2) 銀(シルバー)を使用するといっても、ナノ粒子レベルの銀・・・少量の銀から大量の銀粒子を得ることが出来る
今回モニターさんの多くの方が、「銀スプレーってミラクル消臭剤!」といわんばかりの私のブログを読んで夢を膨らませておられたようです。
実は落とし穴があります。それは、付いてしまったニオイには効果薄という事実。
銀スプレーは、ニオイ発生源となる細菌をコントロールすることがコンセプト。厳密には「消臭剤」でなく「防臭剤」と言うべきです。
今回のモニターを終了して、「消臭剤」では、お客様に誤解を与えるかもしれない、今後は「抗菌防臭剤」と呼ぼうかと思案中です。
これらは、もやーっとしたニオイが漂うエリア。
銀スプレーを空間や便器や靴などの対象物に数噴きすると数分で効果が感じられます。
可能ならスプレーでなく、雑巾などで対象物を拭くとさらに効果的です。スプレーが「点攻め」なら、拭き掃除は「面攻め」ですので。
あと、料理のニオイが残りがちなホットプレート、換気扇のフードなどにも効果あり!というレポートをいただきました。
また、生乾きの洗濯物、「ニオイがしなくなりました」というレポートも。これはニオイがし始めてスプレーするのではなく、干したときに予防として軽くスプレーすると効果的です。
理論的には、このへんにも劇的な効果がありますが、残念ながら「それなりの効果」という感触が多かったようです。
排水溝は奥に深いので、銀スプレーが届かないという事情があります。ニオイは奥の方から上がってくるので、今ひとつです。
しかも、もし水が流れると銀濃度は、そのたびに薄くなり、効果が発揮できなくなります。
また、生ゴミはターゲットが多すぎることが考えられるます。表面だけのスプレーでは間に合わない。
このへんは「効果ありながらも劇的効果には至らない」という結果になりました。
期待していたほど「ニオイが消えなかった」残念な結果も。
たとえば、カーテンやソファーに染みついたニオイ。とくに私が興味があったモニターさんは旦那様が築地で働いておられるそうで、スパッツや服に魚のニオイが染みつきやすいそうです。
彼女からいただいたメールの一部です:
「魚臭は、トリメチルアミンという揮発性アルカリ性の物質で、
一般的にはお酢で中和したり重曹で洗ったり・・・
といった方法が使われていますが、いずれも面倒でして・・・」
うーん、悩みの深さがうかがえる文面。
魚臭の発生メカニズムが、細菌由来なら銀スプレーは「ニオイ予防として」効果があると推測されます。お仕事前に銀スプレーをしていただくという方法です。
しかし、すでにニオイが服などに染み付いた場合は、残念ながら銀スプレーは力不足です。
ニオイが染みついたカーテンやソファーも同じです。また、タバコのヤニ臭も同じはずです。
今回のモニターさんにはタバコ愛用者がおられなかったようで、タバコのヤニ臭に対するレポートはありませんでしたが、きっと「効かない」はず。
※細菌由来なら銀スプレーは「ニオイ予防剤」として効果を期待できますが、今のところ、私のリサーチでは細菌由来かどうかがわかならいです。
生きている魚にニオイがないことは体験的に知っているので、魚単体でトリメチルアミンをはじめとする魚臭の発生源になっているとは考えにくい、ならばある種の細菌が介在している可能性も・・・調査中です
今回、モニターさんに試していただいた銀スプレー(当社名:ギャラクシー・スプレー)をプレゼントする企画を計画中です。
4月より、当社サイトでお買い物されるお客様に配布予定です。
本当は、暑くなる5月からの配布を予定しておりましたが、ギャラクシー・スプレーの開発を急ぐため前倒しすることになりました。
詳細は来月(3月)のメルマガにてご報告いたします。
【前後の記事】
・挽きたてのコーヒーの香り
・化粧品開発展で見たコスメトレンド
【関連記事】
・新製品 GALAXY500 (2017年03月)
・『パパ臭 改造計画』新消臭商品プラン (2017年03月)
・防臭のための銀の勉強会 (2017年03月)
・銀スプレー、モニターさんの感動と失望 (2017年02月)
・細菌と"正しい共存"を目指そう編 (2017年01月)
・銀スプレー、開発中 (2016年12月)
・銀の消臭剤、試作に入ります (2016年11月)
(2017-02-07)
(ギャラクシースプレーのラベル案、左から「宇宙船から」「銀河」「星のイメージ」)
銀(シルバー)とは?
私も含め、くさいニオイにお悩みの人が多いことから「消臭剤」を作ろうと現在テスト中です。消臭のための一番効果的な成分は最初から「銀(シルバー)」に絞ってきました。
「水銀(マーキュリー)」ではありません。銀(シルバー)です。
銀(シルバー)は、食器や装飾品として人類に数千年間、利用されてきました。安全性も実証済み。しかも、ごく少量で劇的な抗菌効果が効果が期待できます。
銀とは、あの銀です
銀(シルバー)を抗菌剤に使おうという発想に対して「銀ってあの銀?」と質問されました。
一般に銀(シルバー)といえば貴金属。そんな高価なものをトイレタリーに使えるのかな?という素朴な疑問と思います。が、使えるんです。
(1) 銀(シルバー)は、ゴールドやプラチナと比較すると安い・・・たとえば、現在の取引相場で、ゴールドは、1gあたり5,000円、一方シルバーは、60円!
(2) 銀(シルバー)を使用するといっても、ナノ粒子レベルの銀・・・少量の銀から大量の銀粒子を得ることが出来る
銀スプレーの期待と誤解
今回モニターさんの多くの方が、「銀スプレーってミラクル消臭剤!」といわんばかりの私のブログを読んで夢を膨らませておられたようです。
実は落とし穴があります。それは、付いてしまったニオイには効果薄という事実。
銀スプレーは、ニオイ発生源となる細菌をコントロールすることがコンセプト。厳密には「消臭剤」でなく「防臭剤」と言うべきです。
今回のモニターを終了して、「消臭剤」では、お客様に誤解を与えるかもしれない、今後は「抗菌防臭剤」と呼ぼうかと思案中です。
劇的な効果・・・トイレ・下駄箱・ペットのマット
これらは、もやーっとしたニオイが漂うエリア。
銀スプレーを空間や便器や靴などの対象物に数噴きすると数分で効果が感じられます。
可能ならスプレーでなく、雑巾などで対象物を拭くとさらに効果的です。スプレーが「点攻め」なら、拭き掃除は「面攻め」ですので。
あと、料理のニオイが残りがちなホットプレート、換気扇のフードなどにも効果あり!というレポートをいただきました。
また、生乾きの洗濯物、「ニオイがしなくなりました」というレポートも。これはニオイがし始めてスプレーするのではなく、干したときに予防として軽くスプレーすると効果的です。
それなりの効果・・・排水溝、生ゴミ
理論的には、このへんにも劇的な効果がありますが、残念ながら「それなりの効果」という感触が多かったようです。
排水溝は奥に深いので、銀スプレーが届かないという事情があります。ニオイは奥の方から上がってくるので、今ひとつです。
しかも、もし水が流れると銀濃度は、そのたびに薄くなり、効果が発揮できなくなります。
また、生ゴミはターゲットが多すぎることが考えられるます。表面だけのスプレーでは間に合わない。
このへんは「効果ありながらも劇的効果には至らない」という結果になりました。
残念な効果・・・ニオイが染みついた服やソファー
期待していたほど「ニオイが消えなかった」残念な結果も。
たとえば、カーテンやソファーに染みついたニオイ。とくに私が興味があったモニターさんは旦那様が築地で働いておられるそうで、スパッツや服に魚のニオイが染みつきやすいそうです。
彼女からいただいたメールの一部です:
「魚臭は、トリメチルアミンという揮発性アルカリ性の物質で、
一般的にはお酢で中和したり重曹で洗ったり・・・
といった方法が使われていますが、いずれも面倒でして・・・」
うーん、悩みの深さがうかがえる文面。
魚臭の発生メカニズムが、細菌由来なら銀スプレーは「ニオイ予防として」効果があると推測されます。お仕事前に銀スプレーをしていただくという方法です。
しかし、すでにニオイが服などに染み付いた場合は、残念ながら銀スプレーは力不足です。
ニオイが染みついたカーテンやソファーも同じです。また、タバコのヤニ臭も同じはずです。
今回のモニターさんにはタバコ愛用者がおられなかったようで、タバコのヤニ臭に対するレポートはありませんでしたが、きっと「効かない」はず。
余談・・・魚のニオイは、細菌由来?
※細菌由来なら銀スプレーは「ニオイ予防剤」として効果を期待できますが、今のところ、私のリサーチでは細菌由来かどうかがわかならいです。
生きている魚にニオイがないことは体験的に知っているので、魚単体でトリメチルアミンをはじめとする魚臭の発生源になっているとは考えにくい、ならばある種の細菌が介在している可能性も・・・調査中です
銀スプレープレゼント企画(4月)
今回、モニターさんに試していただいた銀スプレー(当社名:ギャラクシー・スプレー)をプレゼントする企画を計画中です。
4月より、当社サイトでお買い物されるお客様に配布予定です。
本当は、暑くなる5月からの配布を予定しておりましたが、ギャラクシー・スプレーの開発を急ぐため前倒しすることになりました。
詳細は来月(3月)のメルマガにてご報告いたします。
【前後の記事】
・挽きたてのコーヒーの香り
・化粧品開発展で見たコスメトレンド
【関連記事】
・新製品 GALAXY500 (2017年03月)
・『パパ臭 改造計画』新消臭商品プラン (2017年03月)
・防臭のための銀の勉強会 (2017年03月)
・銀スプレー、モニターさんの感動と失望 (2017年02月)
・細菌と"正しい共存"を目指そう編 (2017年01月)
・銀スプレー、開発中 (2016年12月)
・銀の消臭剤、試作に入ります (2016年11月)
(2017-02-07)
< 「消臭」と「防臭」の違い || 挽きたてのコーヒーの香り >
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