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( 香水工場の )

香る生活


(投稿募集)お母さんの香りの思い出
これを機会に思い出してみませんか?・・ (2022/04/24)

母さんの思い出( 小さい頃のイベントは一生の記憶となる・・場合もあるし、そうならない場合もある )


母の日が近いので・・


ミーティングで「母の思い出の香り」というテーマで公募するのはどうか?・・というアイデアがでました。

(母の日も近いし)

私は膝を打って立ち上がった。

「よし、やりませう!」

(あれから1週間、ようやく公募記事を書いている)

実は、似た企画を15年くらい前にやったんです。


「香りの想い出」


「香りの想い出」というテーマだと、みなさん、どんな記憶があるのかな?ということで公募しました。

数十件いただいたと思います。

その一つがお母さんの香りの思い出の話でした。

紹介します。

題名は「私の香りの思いでは、酸化した天ぷら油の匂い」

目を疑いました。

茶色く酸化した天ぷら油の匂いでしょ、好きな方は、あまりいませんのでね・・ところが、実はこんな話だった・・・



女手一つで私を育ててくれたお母さんは揚げ物屋で働いていました。

いつも体中から天ぷら油の匂いがするお母さんが小さい頃は嫌いでした。

油の匂いが染みついたお母さんのエプロンも大嫌いでした。


お母さんの気持ちや愛情を理解できるようになったのは、自分自身子供を持ってからです。

天ぷら油で汚れたエプロンの匂いをかぐとお母さんを想い出し感謝の気持ちでいっぱいになります。


わずか5行に人生の縮図が・・読み終わって言葉を失いました。

これは感動的すぎますが、あたなの日常のちょっとしたお母さんの香りの記憶を聞かせて欲しい!


投稿の中から数点をここに掲載させていただきます:

・掲載件数:10件前後
・募集期間:5月10日まで
・プレゼント:掲載させていただいた方にはお礼にお好きな 4mLキューブボトル を1本プレゼント
・応募方法:下の「コメント投稿」ボタンから








お客様コメント:


※文章を短くするため全体の趣旨を変えない範囲で行や文字列を一部削除しましたが、文言の追加や変更などはしておりません。また明らかに誤字と思われるものは訂正させていただきました。(掲載の順番は投書日時でソート)

※掲載者には5月12日「当選メール」をお送りしました。ご自分の投稿が掲載されているのにメールエラーなどで、当選メールを受け取られていない場合はコメントボタンにてお知らせ下さい



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●1 同じ香りのする母
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母と私は同じ香りがすると、姉に言われます。

母は今年で70歳、家族の介護で忙しかったこともありましたが、いまは少しのんびりお化粧など楽しくやっているようです。

私の香水をちゃっかり使うときもあって「いい香りのおばあちゃんでしょ?」と嬉しそうに話してきます。

私も70歳になったらこんな感じになるのかな?と思ってみたり。

(国分) すっかり逆転ですね、しかし親は年老いても最後まで子に何かを教えてくれる存在




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●2 混濁
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私は三女で共働きの両親と狭いボロ家に住んでいました。

個人の部屋はなく居間に観音開きの化粧台が置いてあり、母の持ち物はそこに凝縮されていました。

茶色く酸化した香水が数本と化粧品の混ざった匂いを嗅ぎながら、インクのボヤけた母子手帳を眺めたものです。

今思えば母はどんな時も香りを纏ってはいませんでした。

(国分) 「母の持ち物はそこに凝縮」がリアル。「茶色」い香水に生き方がほんのり




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●3 母の思い出
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私は10代の頃に病気で母をなくしております。見舞いにはよく行っていたので、その際に料理を習いました。

母はよく炒めた玉ねぎを使って、それをもとにコロッケを作ってくれました。母の手は食材、特に玉ねぎのにおいがしたような気がします。

社会人になって、母の作ってくれた料理の味を再現しようと試みるたびに、炒めた玉ねぎの味や、料理の終わった食器類を洗うたびに、この匂いだーと思います。

(国分) 玉ネギの匂いさえ物語




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●4 (削除)
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●5 母の香水
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小学生の時、母のドレッサーで香水瓶を見つけました。マックスファクターのジャクリーンスミス・カリフォルニア。

ほんの少しスプレーしてみると、まさしく参観日の香りでした。

あまり好きじゃないわ…と裏面を見てみると、10,000円との記載が!

「香水って、高いんだ…」とあまりの高額に驚いた記憶があります。

素敵な香りではなくその値段への驚きでした。

(国分) 「まさしく参観日の香り」で吹き出し「10,000円との記載が!」で共感




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●6 母とバラの花の香り
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母を思い出す香りは、バラの花の香りです。私が幼い頃、母は家族で出かける時などに、時々バラの香りを耳元につけていました。

そして自分がつけた後に、その様子を眺めていた私の耳にも、指でつけてくれたことがありました。

バラの良い香りは、小さな容器にほんの少ししか入っておらず、母が大切にしているのがよくわかったので、いたずらっ子だった私もさすがに手を出しませんでした。

バラの花の香りはいつも私に母を思い出させます。

(国分) 「指でつけてくれた」・・絵になる一コマが心に残る



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●7 バラ
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母がバラの香水が好きな人で、機会があればプレゼントしていたのですが、いつもこれじゃないと言われていました。

昔、海外のお土産で貰った香水がとても気に入っていたらしいのですが、それが見つからなかったのです。

後々、木のケースが手がかりとなってブルガリアのローズ精油であることが判明したのですが (中略) 長年メジャーなコスメブランドを選んでいました。

母には申し訳ないけど、たくさんのバラの香りを探検するのはなかなか楽しい経験でした。

(国分) 「いつもこれじゃない」と言われ続けてもへこたれない明るさ



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●8 お正月
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おせちを作る家庭でした。居間のストーブで黒豆を煮て、玄関の土間でニシンの昆布締めを煮ていました。

場所ごとに匂いが変わりますが、一番心躍るのは台所でついていたお餅の匂い。

つきたてをお母さんに取り分けてもらって、黒胡麻やきな粉で食べるのが好きでした。

自分ではなかなかお餅をつかないので、蒸したもち米の匂いはお母さんの匂いです。

(国分) なかなか豪華な準備風景ですね、地方の大きな名家さんを空想



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●9 お母さんの香り
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ベビーパウダー(シッカロール?)の香りです。小さい頃お風呂上がりに母がパタパタとしてくれた思い出です。この香りを嗅ぐたびに何も心配のない小さい頃にタイムスリップしたような感覚になります。

(国分) 共感世代だわ・・とスタッフが言っておりました



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●10 原点
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我が家の家業は八百屋で、朝早くから夜遅くまで毎日休みなく働く両親を見て育ちました。

手はあかぎれだらけ、ノーメイクで、服も汚れても良いような格好で、おしゃれとは程遠い毎日の母でしたが、口紅だけは某ハイブランドのものを使っており、月に一度の定休日に、その口紅を買いに百貨店へ一緒に行くのが楽しみでした。

ある日の百貨店で、口紅の包装を待っている間にそのブランドの新商品ということで、店員さんから、「試してみませんか?」と香水を勧められた母。最初は恥ずかしそうに断っていたのですが、店員さんの押しに負け、そっと手首から首元へ香りを纏いました。

結局購入はしなかったのですが、帰りの電車の中で、ふわりと母から漂う今まで嗅いだことのない良い香りと、そっと手首の香りを試す母の横顔が、いつもの母の顔ではなく、美しい女性の表情だった事が、私の香りへの興味の扉を開くきっかけとなりました。

(国分) ショートフィルムのような映像ですね



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●11 母は香りをブーンと走らせて
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私の母を思い浮かべるとガソリンの香りに行き着く。

両親共働きの定型的な家庭に生まれた私は、小さいころから母の出勤姿を見て育った。

毎朝同じ時間に起きて、ぱぱっと朝食を食べ、コーヒーを飲み、バイクに跨って出勤する。

小学生の私も、中学生の私もそんな母を見送ってからランドセルや通学バッグを背負って登校した。

(国分) 「小学生の私も、中学生の私も」の表現が好き



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●12
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私の母の思い出の香りは樟脳とお化粧の白粉が混ざった香りです。

美容師だった母から普段よく感じていたのは髪を染める薬液や美容院で使っているものの香り(多分髪を切るときに髪にかけるミストの匂い)だったのですが、忙しい仕事の合間をぬって、授業参観に来てくれるときはいつも虫除けの樟脳の香りがしていました。

わざわざよそ行きの服を押し入れから出してきて、普段よりしっかりお化粧をしている母と歩いて家に帰るのは、下の弟が小学生に入学するまでの間は私だけの贅沢な時間でした。

今でも樟脳の香りは割と好きです。

(国分) 「樟脳とお白粉の香り」は割と多くの人に共感を誘うシチュエーション、世代にもよりますけど



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●13
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母親が出掛けてる間にコッソリ口紅を塗って、帰宅すると慌てて口紅を落とそうと奮闘していた、当時幼稚園児だった自分。

御社の藤の花のフレグランスを使うたび、母の化粧品の中から口紅を探していた時に漂っていた、パウダリックな匂いと重なって思い出します。

(国分) 「コッソリ口紅」・・女の子 "あるある" な思い出



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●14
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「お母さんの香り」といえばラベンダーです。

私が小学生の頃はときどき家に友達を呼びましたが、そのときには母は必ず家中を掃除し、ラベンダーの精油でアロマランプをつけてくれました。

当時の私にとって、ラベンダーといえばおしゃれな雑貨屋の香りだったので、いつもの家とは違うような特別な気持ちになったのを覚えています。

ラベンダーの香りは母の気遣いと楽しかった記憶とともにあります。

(国分) こちらの世代からすれば、ボクは作者さんのお父さん、下手すりゃ、おじいちゃんくらい?



(2022-04-24)
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