( 香水工場の )
香る生活
『金木犀2012』が帰ってきた(今年だけ)
あの廃番商品が気になる方へ (2024/09/02)
( 復刻版『金木犀2012』、南仏テイストのキンモクセイ )
実は今年の金木犀キャンペーンは中止しようと当初考えていた。
こういうイベントはやれば売上が伸びる、なので企業活動的には「やるべきコト」だが、周知のとおり世間のキンモクセイブームが続いており参入他社さんの多さに食傷気味。
ライバルが多すぎるから手を引くというのも、つむじを曲げた子供みたいではあるが・・
今年のキンモクセイシーズンは静かに通常販売という方針にいったんしておりました。
ところで当社には昔『金木犀2012』という商品があった。当社がキンモクセイ香水の試作に苦しんでいるとき海外の調香師さんに制作依頼をしたもの。
できあがった作品をはじめて拝見した時のことは今でも鮮明に覚えている、レストランでサンプルをスメリング・・「う~ん日本人の感じるキンモクセイとはだいぶん違うな」が第一印象。
しかし不思議な果実感、暖かさ、オレンジ色・・みたいな感想だった。
2回ほど直しをリクエストしたが、日本のキンモクセイには近づかない、ならばいっそ「南仏テイストのキンモクセイ」というイメージで製品化したらどうかと考え直した。
南フランスの開放感や温暖な気候感を感じるから。
そして『金木犀2012』としてリリースされた。キンモクセイらしさを感じるお客様はそう多くなかった。
しかし「とてもスキ」という方もいて、まずまずのリピートもいただいたが、商業的には継続が厳しいと思われた。
そして数年後にリリースした『金木犀2015』との間で購入を迷われる方が多かったため『金木犀2012』はついに廃番となった。
『金木犀2012』はある程度原料・材料が残っているため受注生産サービス(100mLボトル=グランデ)として商品は残しているが価格は1万円超えである。
『金木犀2012』がはじめてのお客様にはグランデ購入はリスクが高すぎて100%オススメしない。
早めに廃番にしたことが逆に「『金木犀2012』ってどんな香り?」という問合せが来る原因の一因だろう。
「売れなかったので廃番となりました、ご購入はオススメしません」という趣旨の返答を差し上げているが、この売る気ナシのスタイルは逆にお客様の関心を刺激するのかもしれない、問合せは継続的に来ている。
「ではどんなにキンモクセイらしくないか、プレゼントでお試しあれ!」という趣旨で今回『金木犀2015』25mLフルボトルご購入者に4mLボトルをお付けするという企画になった。
こうやって今年の金木犀キャンペーンは「ナシ」から「『金木犀2012』4mLボトルをお付けする」キャンペーンとなった。
昨日から金木犀キャンペーン始まったが、さっそくお客様からコメントいただいた:
おお「幻の金木犀2012」!・・期待値の高さがうかがい知れるお言葉、しかしそこまで期待されると失望されるのでは?・・という心配もある。
「武蔵野ワークス歴19年」は心に刺さるお言葉、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
こんなに長い期間当社を支えて下さるお客様には、国分が直接商品を配達に行きたくなるくらいありがたく感じております。
→ news:(2024年9月) 金木犀キャンペーン
→ 旧商品ページ:金木犀2012
(2024-09-02)
( 復刻版『金木犀2012』、南仏テイストのキンモクセイ )
2024年の金木犀キャンペーン
実は今年の金木犀キャンペーンは中止しようと当初考えていた。
こういうイベントはやれば売上が伸びる、なので企業活動的には「やるべきコト」だが、周知のとおり世間のキンモクセイブームが続いており参入他社さんの多さに食傷気味。
ライバルが多すぎるから手を引くというのも、つむじを曲げた子供みたいではあるが・・
今年のキンモクセイシーズンは静かに通常販売という方針にいったんしておりました。
金木犀2012の話
ところで当社には昔『金木犀2012』という商品があった。当社がキンモクセイ香水の試作に苦しんでいるとき海外の調香師さんに制作依頼をしたもの。
できあがった作品をはじめて拝見した時のことは今でも鮮明に覚えている、レストランでサンプルをスメリング・・「う~ん日本人の感じるキンモクセイとはだいぶん違うな」が第一印象。
しかし不思議な果実感、暖かさ、オレンジ色・・みたいな感想だった。
2回ほど直しをリクエストしたが、日本のキンモクセイには近づかない、ならばいっそ「南仏テイストのキンモクセイ」というイメージで製品化したらどうかと考え直した。
南フランスの開放感や温暖な気候感を感じるから。
そして『金木犀2012』としてリリースされた。キンモクセイらしさを感じるお客様はそう多くなかった。
しかし「とてもスキ」という方もいて、まずまずのリピートもいただいたが、商業的には継続が厳しいと思われた。
そして数年後にリリースした『金木犀2015』との間で購入を迷われる方が多かったため『金木犀2012』はついに廃番となった。
『金木犀2012』はある程度原料・材料が残っているため受注生産サービス(100mLボトル=グランデ)として商品は残しているが価格は1万円超えである。
『金木犀2012』がはじめてのお客様にはグランデ購入はリスクが高すぎて100%オススメしない。
やっぱり気になる金木犀2012
早めに廃番にしたことが逆に「『金木犀2012』ってどんな香り?」という問合せが来る原因の一因だろう。
「売れなかったので廃番となりました、ご購入はオススメしません」という趣旨の返答を差し上げているが、この売る気ナシのスタイルは逆にお客様の関心を刺激するのかもしれない、問合せは継続的に来ている。
「ではどんなにキンモクセイらしくないか、プレゼントでお試しあれ!」という趣旨で今回『金木犀2015』25mLフルボトルご購入者に4mLボトルをお付けするという企画になった。
こうやって今年の金木犀キャンペーンは「ナシ」から「『金木犀2012』4mLボトルをお付けする」キャンペーンとなった。
お客様コメント
昨日から金木犀キャンペーン始まったが、さっそくお客様からコメントいただいた:
幻の金木犀2012、グランデをオーダーするのはハードルが高く、キューブプレゼントで頂けるの、とってもとっても嬉しいです。
武蔵野ワークス歴19年。初代と2015は嗅げたけど、2012だけ嗅げてなくて心残りだったので…!
2015フルボトルは昨年のキャンペーンで購入したので、来月から値上がりするお気に入りフルボトルをまとめ買いします。
おお「幻の金木犀2012」!・・期待値の高さがうかがい知れるお言葉、しかしそこまで期待されると失望されるのでは?・・という心配もある。
「武蔵野ワークス歴19年」は心に刺さるお言葉、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
こんなに長い期間当社を支えて下さるお客様には、国分が直接商品を配達に行きたくなるくらいありがたく感じております。
→ news:(2024年9月) 金木犀キャンペーン
→ 旧商品ページ:金木犀2012
(2024-09-02)
< 一部の香水を「年1回生産」化します || バズった『ピーチ』の顛末 >
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