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( 香水工場の )

香る生活


香水ボトルの受け取り
実はこのところ商品の「在庫切れ」を一部のアイテムに起こしています。在庫切れは、12月から少しづつ始まり、今月に入って

『「ろうばい」残っている?』
『「白梅」あと何本?』
『「さくら」アウト、クローズしてください』

・・・と言った会話が事務所内で飛び交っていました。現在、新宿伊勢丹の売場でもいつくか品切れを起こして、売場から催促がくるたびにプレッシャーを感じていました。

在庫切れの原因は、香水ボトルの在庫切れ。生産体制は充分ありますが、ボトルがないことには一本も作れません。このブログでも何度か触れたかもしれませんが、フローラル・フォーシーズンズの香水瓶はフランス・サンゴバン社製。

フランスから直輸入ですが、これがくせもの。オーダーを入れれば、1ヶ月後には東京港に入るというようなモノではなく、フランスの工場が世界マーケットをにらんで立てている生産計画とうまくかみ合わないと納期は半年以上という事態も起こりえます。

運が良ければ早いのですが、世界のトップブランドに香水瓶を供給するだけあってドーンと構えられています。極東の一香水メーカーの都合でどうのということはありません。

会社のスタンスとしてそれはそれで嫌いではないですが、マーケット最前線にいる私たちはジリジリしていました。その待ちに待った香水瓶が、数日前についに入港、最短で税関を通してもらい、即工場で運んできてもらいました。

サンゴバン 香水ボトル
香水ボトル

これを受け取るのも私の大切な仕事。ボトルの品質をチェックして、小分け・箱詰め、倉庫に運び入れます。一パレット600キロ、これをトラックから降ろすときだけフォークリフトが使えますが、後の箱詰めは人力しかありません。箱に詰めると一箱20キロ。これを上げたり下げたり「腰が曲がる」作業です。私がやるしかありません。

私はカゼの身。ようやく治りかけている私のカゼは、仕事をはじめると、これが不思議と調子がいいのです。カラダが軽いし、喉の痛みもまったく感じません。まして、悪寒などまったくです・・・考えました。

「そうか、安静にしているよりはカラダを動かして汗を流せば、カゼは直る!開眼!」

工場の敷地内、屋外で北風に吹かれて4時間。元気なつもいでしたが、それは幻想でした。夕方には喉の痛みが倍増、熱も・・・

香水ボトルの受領作業はとんだ骨折れになりましたが、ようやく売場に商品を復活させることができるかと思うとうれしくなります。お待ちいただいているお客様にはお詫びし、今後一週間以内にほとんどが再開できる見込みであることをお知らせいたします。


(2008-01-19)
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