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( 香水工場の )

香る生活


香りで穏やかに眠りたい
みなさんは毎日よく眠れますか?

私は寝付きがよい方で、幸いなことに不眠症の経験もありません。しかし、希に眠れない日があると翌日は体が怠く気合いが入りません。昔は「不眠症」と聞くと「24時間活動できてうらやましい」と無邪気に憧れたりもしましたが、大きな誤解でした。

昼間、紫外線や排ガスなどの刺激物質など無数のストレスに曝され傷ついた体内細胞の修復作業や再生作業、さらに体内に侵入した異物や微生物の駆除・排除作業などが、眠っている間、体内で活発に行われています。

眠っている間に細胞再生を促すホルモン(成長ホルモンなど)の分泌が高くなることはよく知られた体内メカニズムですが、それはカラダ修復作業の一例です。

さらに、睡眠中の脳内ではその日に体験した新しい経験や発見などの情報を整理し並べ替えたり古い情報とリンクしたりして、新しい事象の理解や新しいスキルを修得するため行動や思考プログラムのプログラミング作業が行われていると考えられています。

夢はそのプログラミング作業の編集課程の一端ではないかとする説もあるようです。

つまり、眠っている間、体内では大変活発な細胞や臓器の修復作業と環境適応作業が進行中ということらしいです。ガン化した細胞の処理もこの時間帯行われていると私は信じています(体内では比較的簡単にガン細胞が発生していますが、通常は適切に処理されています)。

このように考えると、睡眠は「休む」というイメージより、はるかに「アクティブで活発な時間帯」のようです。

そんな大切な睡眠なのに、他方では日常生活の24時間化は相変わらず進行中です。私たちの睡眠時間はますます短く、そして不眠を訴える人の割合も増加中です。

そのため病院で処方される「睡眠薬」、処方箋なしで買える「睡眠改善薬」、「安眠枕」「安眠抱き枕」に「安眠体操」、「安眠音楽」に「安眠CD」、「安眠マスク」「安眠パジャマ」そして「安眠オイル」「安眠フレグランス」、果ては「安眠ロボット」と今時のご時世は安眠商品や安眠グッズ全盛を迎えています。

自分自身がいろいろ試したわけでないのでここでズバリ「この一品」をご紹介できないのは残念ですが、生理的に考えれば、やはり「睡眠薬」や「睡眠改善薬」は効果がありそうです。

しかし、薬物依存症などのリスクもあり、健康な人間が毎日おクスリ・・・というわけにはいきません。そこで安眠のための自分なりの工夫をされている方も少なくないのではないでしょうか。

私の場合、昼間肉体労働をたっぷりやるとモリモリと眠れます。揺さぶっても目を覚まさない程です。肉体的な疲労は私にとって効果的な睡眠薬です。

みなさんにとっての睡眠薬はなんでしょうか?

「香り」という方もおられるのでは?

当社にお寄せいただくお客さまのVOICEの中には「よい香りでよく眠れる!」という方の多さには驚くものがあります(フローラル・フォーシーズンズをそういうふうに使用いただいている方がいるんですね。ウエルカムです)。

「あっという間にグッスリ」
「深く眠れます」
「気持ちよい目覚めです」

などのようなご意見が今まで寄せられてきました。リラックスする香りが深い眠りを誘うことを私たちは経験的に知っていますが、これを実験で実証される研究者の方々もおられ「香りと眠りの深い関係」はどうやら科学的にも認められる事実のようです。

香りで不眠症が直るといった奇跡はおそらく起こりませんが、寝付きが悪い時、香りによる睡眠導入は穏やかで安全な方法かもしれません。

ヨーロッパでは寝付きの悪い子供には、子供部屋にカモミールなどのエッセンシャル・オイルを焚くご家庭もあると聞きます。

香り物は、「ファッションとしての香水」だけでなく、「自分自身がリラックスするための香り」、「安眠にも役立つ香り」という使い方があってもいいのかもしれません。

今回当社では、香りでリラックスしていただけることをコンセプトにした香りシリーズ『スリーピングミスト』をリリースしました。

「ラベンダサンタル」「ローズ」「バレリアン」の3種類。

今後「カモミール」「オレンジ」とアイテムを拡大予定しています。

スリーピングミストは、お薬ではありませんので奇跡は起きません。穏やかに香りを楽しんでいただくことを想定しています。

ピローミスト的な使い方もオススメです。

☆注意!・・・今回リリースしたアイテムの内、「バレリアン」はとってもクサイ匂いです。おそらく9割以上の方が、好みではないハズ。危険な香りですのでくれぐれも、いきなり大ボトルをご購入されないようお願いいたします。

(2008-07-03)
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