( 香水工場の )
香る生活
アンアンの反響
少し前のことになりますが、女性誌『アンアン』の7月30日号にフローラル・フォーシーズンズを取り上げていただきました(現在発売中のアンアンは8月6日号)。実際に書店の棚に並んだのは、7月23日くらいだったと思いますが、発売後急に問い合わせが増えて驚かされました。
アンアンに掲載されることを全社的に忘れていたのですが「ananを見て」というお客さまからの問い合わせだったので、事情はすぐにわかりました。
個人的には「想定外の問い合わせ数」。
というのは、香水メーカーですので、ネタとして、女性誌との相性は悪くなく、いくつかの女性誌に今までもチラホラ取り上げていただきましたが、インパクトのある反響はあまり体験がありません。
しかも今は真夏。まとわりつく湿気と高温で香水の需要が衰えますので・・・
多くの場合、マスコミに取り上げてもらっても忘れた頃に「雑誌で見ましたよ〜」くらいの静かなレスポンスがほとんど。どうかすると一年前の新聞の記事をもとに電話してこられるお客さまなどいたりします。
しかし、今回は違いました。雑誌発売後、一週間くらいスタッフで手分けして電話対応に追われました。アンアンの次号が発売されてようやく電話もおさまりました。
アンアンの影響力を思い知らされました。
テレビでおいしいお店が紹介されると都内の場合、放送が終わる前のオンエア中から、そのお店の前に来客が並び始める光景が見られます。そんな賑わいにも関わらず、放送後短期間にお客が退いていく現象もよく耳にします。
そして「急速にお客が退いたお店は逆に荒れてしまう」ことがあるとレストラン経営者は言います。
雑誌に取り上げられることは、テレビほどのスパイク的なインパクトはないにしても、やはり同じリスクがあると思います。一時的に問い合わせが増え繁盛したとしても気を抜かず、しっかり自分達のビジネスを黙々とやりたいと考えています。
人々の関心の度合いは、最近はグーグルやヤフーの検索エンジンに現れます。ニュースや話題になった人やモノや事件は、報道直後にスパイク的に検索数が増えますが、3日程度で100分の1という急激な衰退曲線を描いて落ちていくケースがほとんどだそうです。
人々の関心は持続しにくい、というより次々に新しい事件や関心が発生する昨今。人の心の自然な成り行きかもしれません。
「人のウワサも七十五日」・・・と言われてきましたが、現在は、十五日くらいかな?
ところで、お問い合せのお客さまにさりげなく「どういうところにご興味が?」と問いかけてみました。多くの方の返答は印象的でした。
「沈丁花の香水があるとは知りませんでした!」
「金木犀の香水なんて、全然知らなかった!」
これって、フローラル・フォーシーズンズの周知活動が圧倒的に不足していることを物語ります。広告会社の人間が知れば喜んで飛んできそうな話です。
しかし、大丈夫です。ご安心下さい。当社は広告を前向きに打つ予定はありません。予算も取ってありません。
アンアン No.1620 2008/7/30号
(2008-08-10)
アンアンに掲載されることを全社的に忘れていたのですが「ananを見て」というお客さまからの問い合わせだったので、事情はすぐにわかりました。
個人的には「想定外の問い合わせ数」。
というのは、香水メーカーですので、ネタとして、女性誌との相性は悪くなく、いくつかの女性誌に今までもチラホラ取り上げていただきましたが、インパクトのある反響はあまり体験がありません。
しかも今は真夏。まとわりつく湿気と高温で香水の需要が衰えますので・・・
多くの場合、マスコミに取り上げてもらっても忘れた頃に「雑誌で見ましたよ〜」くらいの静かなレスポンスがほとんど。どうかすると一年前の新聞の記事をもとに電話してこられるお客さまなどいたりします。
しかし、今回は違いました。雑誌発売後、一週間くらいスタッフで手分けして電話対応に追われました。アンアンの次号が発売されてようやく電話もおさまりました。
アンアンの影響力を思い知らされました。
テレビでおいしいお店が紹介されると都内の場合、放送が終わる前のオンエア中から、そのお店の前に来客が並び始める光景が見られます。そんな賑わいにも関わらず、放送後短期間にお客が退いていく現象もよく耳にします。
そして「急速にお客が退いたお店は逆に荒れてしまう」ことがあるとレストラン経営者は言います。
雑誌に取り上げられることは、テレビほどのスパイク的なインパクトはないにしても、やはり同じリスクがあると思います。一時的に問い合わせが増え繁盛したとしても気を抜かず、しっかり自分達のビジネスを黙々とやりたいと考えています。
人々の関心の度合いは、最近はグーグルやヤフーの検索エンジンに現れます。ニュースや話題になった人やモノや事件は、報道直後にスパイク的に検索数が増えますが、3日程度で100分の1という急激な衰退曲線を描いて落ちていくケースがほとんどだそうです。
人々の関心は持続しにくい、というより次々に新しい事件や関心が発生する昨今。人の心の自然な成り行きかもしれません。
「人のウワサも七十五日」・・・と言われてきましたが、現在は、十五日くらいかな?
ところで、お問い合せのお客さまにさりげなく「どういうところにご興味が?」と問いかけてみました。多くの方の返答は印象的でした。
「沈丁花の香水があるとは知りませんでした!」
「金木犀の香水なんて、全然知らなかった!」
これって、フローラル・フォーシーズンズの周知活動が圧倒的に不足していることを物語ります。広告会社の人間が知れば喜んで飛んできそうな話です。
しかし、大丈夫です。ご安心下さい。当社は広告を前向きに打つ予定はありません。予算も取ってありません。
アンアン No.1620 2008/7/30号
(2008-08-10)
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