香水TPOの心得
( 香りのマナーを守って楽しく香水ライフ )
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香水にも気にした方がよいTPO (Time・Place・Occasion) があります。
そんな香水を日本に持ってくると、また全然違った印象になることはよくあることです。気温や湿度の影響は大きいようです。
湿度が高ければ、香りが後に残りがちですが、湿度は低ければ飛びもよくなります。
季節や地域に合わせたメリハリのある香りにまとい方があるようです。
日本の夏は暑く湿度が高いため、柑橘系などの爽やかな香水は多くの人に好まれます。
夏に柑橘系香水をつけることは本人にとっても周囲の人々にとっても負担の少ないつけ方です。
香水選びの大原則は自分が好きなものを選ぶことですが、周囲への配慮も忘れずになるべく自分の好みと周囲への影響の折り合いを見て選びましょう。
それには季節の変化ごとにその季節にマッチする選び方なら周囲の高感度も高くなります。
夏はさっぱり系や爽やか系。秋になり空気に静寂感が漂うとスウィート系や暖色系。
秋はフローラルものや、濃厚でロマンチックな香りも俄然おしゃれ感が際だちます。格調のあるシプレー系やフゼア系もぴったりです。
冬はヘビーな香りで苦でなくなります。春は一般にフローラル系の香りが好まれます。
当社の場合、売れ筋商品を見れば、夏は柑橘系・マリン系・フゼア系。秋はシプレー系。冬はオリエンタル・スウィート系が好まれる傾向があります。
お寿司屋さんに限らず、料理の香り・匂いに影響を与える香水はレストランサイドには少し迷惑な存在です。
一般的にレストランや食べ物屋さんに行く予定があるなら、派手な香水は控えるようにしましょう。
一方、お料理よりも会話や雰囲気を楽しむバーやナイトクラブなら、多少セクシーな香水はむしろ好感。
レストランや料亭はダメというわけでなく、要はその場所や施設・お店ごとに常識的に求められているマナーがありますので、配慮いただければと思います。
パーティや祝賀会、結婚式など誰にとっても喜ばしいイベントや会合には香水はとてもマッチし、むしろ雰囲気を盛り上げる小道具です(もちろん常識の範囲がありますが)。
しかし、葬儀など厳かな場で、香水の強い匂いが漂ってくれば不謹慎さの印象は否めません。
そういう厳かな状況では「香水はつけない」くらいの覚悟があってもよいかもしれません。
身だしなみとして付ける場合は自分がほのかに感じる程度にしましょう。
香水の種類もフローラルのような、もし周囲の人が香りを感じても穏やかな気持ちにさせてくれるものを選びましょう。
それは花の芳香が強すぎて具合が悪くなる患者さんがおられるからです。
ユリの香りはすばらしく多くの人に愛されていますが、病気になったときこのすばらしい香りでさえ負担になります。
病室では匂いや香りはない方がよいようです。
以前、病院で闘病生活をされている方と話したことがあります。
その方は給食の匂いで具合が悪くなるとおっしゃっておられました。
病院ですから毎日入院されている患者さんのために給食が作られています。
その調理中の匂いが風の向きによって窓から入ってくることがあるようです。
本来楽しいはずの給食。その楽しい給食の匂いさえもが負担になることに本当に気の毒に感じました。
人のカラダは健康でないと香りを楽しめないようにできているようです。
病院に出掛けられる際は入院されている方、来院されている方、病院におられる方々のために、香水のつけ方には十分に配慮したいものです。
昔の会社の話ですが、ある若い女性社員で日常的に5メートル周囲を汚染している強烈な方がいました。
多くの同僚が注意したいのですが、本人を傷つけたくないという心理からモジモジ状態です。
結果的に信頼の厚い上司の方から注意してもらうということになりましたが、たいていの場合、本人が「行き過ぎ」に気づかず、さらに悪気がないので、なんとなく手に余る状態です。
香りは臭覚疲労を起こすので本人はわからなくなることがあります。
中途半端に嗅がされる周囲の人たちには強烈なメッセージです。香水のつけ過ぎにはくれぐれもご注意ください。
香水のつけ過ぎをチェックするにはなんでもいってくれる家族や仲のいい友人、恋人などが正直に答えてくれると思います。
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香水にも気にした方がよいTPO (Time・Place・Occasion) があります。
季節の変化と香水の関係
ヨーロッパの気候は比較的カラッと乾いていますので、オリエント系の濃厚な香りやバニラ系の甘い香りも案外さらりつけることができます。そんな香水を日本に持ってくると、また全然違った印象になることはよくあることです。気温や湿度の影響は大きいようです。
湿度が高ければ、香りが後に残りがちですが、湿度は低ければ飛びもよくなります。
季節や地域に合わせたメリハリのある香りにまとい方があるようです。
日本の夏は暑く湿度が高いため、柑橘系などの爽やかな香水は多くの人に好まれます。
夏に柑橘系香水をつけることは本人にとっても周囲の人々にとっても負担の少ないつけ方です。
季節に合わせてメリハリある香水選び
しかし、もしかなり重たいムスクやバニラのような、こってりと重い香り系統の香水が好きで、夏場にも愛用すると、本人はともかく周囲の人には負担になるかもしれません。香水選びの大原則は自分が好きなものを選ぶことですが、周囲への配慮も忘れずになるべく自分の好みと周囲への影響の折り合いを見て選びましょう。
それには季節の変化ごとにその季節にマッチする選び方なら周囲の高感度も高くなります。
夏はさっぱり系や爽やか系。秋になり空気に静寂感が漂うとスウィート系や暖色系。
秋はフローラルものや、濃厚でロマンチックな香りも俄然おしゃれ感が際だちます。格調のあるシプレー系やフゼア系もぴったりです。
冬はヘビーな香りで苦でなくなります。春は一般にフローラル系の香りが好まれます。
当社の場合、売れ筋商品を見れば、夏は柑橘系・マリン系・フゼア系。秋はシプレー系。冬はオリエンタル・スウィート系が好まれる傾向があります。
周囲からも好感の香水美人
季節の変化に香水のつけ方も変化させメリハリがあり、周囲からの好感度の高い香水をつけて「香水美人」を目指しましょう。レストランなど場所と香水の関係
たとえば、お寿司屋さん。どうでしょうか? 香水ムンムンで寿司屋に行く人は多くないと思います。お寿司屋さんに限らず、料理の香り・匂いに影響を与える香水はレストランサイドには少し迷惑な存在です。
一般的にレストランや食べ物屋さんに行く予定があるなら、派手な香水は控えるようにしましょう。
一方、お料理よりも会話や雰囲気を楽しむバーやナイトクラブなら、多少セクシーな香水はむしろ好感。
レストランや料亭はダメというわけでなく、要はその場所や施設・お店ごとに常識的に求められているマナーがありますので、配慮いただければと思います。
注意したい冠婚葬祭での香水のつけ方
ご注意頂きたいのがお葬式など厳かな場所やシチュエイションです。パーティや祝賀会、結婚式など誰にとっても喜ばしいイベントや会合には香水はとてもマッチし、むしろ雰囲気を盛り上げる小道具です(もちろん常識の範囲がありますが)。
しかし、葬儀など厳かな場で、香水の強い匂いが漂ってくれば不謹慎さの印象は否めません。
そういう厳かな状況では「香水はつけない」くらいの覚悟があってもよいかもしれません。
身だしなみとして付ける場合は自分がほのかに感じる程度にしましょう。
香水の種類もフローラルのような、もし周囲の人が香りを感じても穏やかな気持ちにさせてくれるものを選びましょう。
香水はつけない方がよい病院
一般に病院のお見舞いに持って行くお花としてユリやカサブランカ(ユリの一種。芳香が強い)は避けた方がよいと言われています。それは花の芳香が強すぎて具合が悪くなる患者さんがおられるからです。
ユリの香りはすばらしく多くの人に愛されていますが、病気になったときこのすばらしい香りでさえ負担になります。
病室では匂いや香りはない方がよいようです。
以前、病院で闘病生活をされている方と話したことがあります。
その方は給食の匂いで具合が悪くなるとおっしゃっておられました。
病院ですから毎日入院されている患者さんのために給食が作られています。
その調理中の匂いが風の向きによって窓から入ってくることがあるようです。
本来楽しいはずの給食。その楽しい給食の匂いさえもが負担になることに本当に気の毒に感じました。
人のカラダは健康でないと香りを楽しめないようにできているようです。
病院に出掛けられる際は入院されている方、来院されている方、病院におられる方々のために、香水のつけ方には十分に配慮したいものです。
一番失敗しがちな「香水のつけ過ぎ」
どこの会社や組織でも、一人か二人、香水で「行き過ぎ」ている方がいるようです。昔の会社の話ですが、ある若い女性社員で日常的に5メートル周囲を汚染している強烈な方がいました。
多くの同僚が注意したいのですが、本人を傷つけたくないという心理からモジモジ状態です。
結果的に信頼の厚い上司の方から注意してもらうということになりましたが、たいていの場合、本人が「行き過ぎ」に気づかず、さらに悪気がないので、なんとなく手に余る状態です。
香りは臭覚疲労を起こすので本人はわからなくなることがあります。
中途半端に嗅がされる周囲の人たちには強烈なメッセージです。香水のつけ過ぎにはくれぐれもご注意ください。
香水のつけ過ぎをチェックするにはなんでもいってくれる家族や仲のいい友人、恋人などが正直に答えてくれると思います。
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